あの日の約束 (ページ30)

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樹とケーキを取りに行って帰ってきたら机の上に沢山の料理が並んであった。

私と樹が好きな料理を沢山作ってくれてた。

時計を見ると18時ちょっと前

お兄ちゃんも来て、樹のお兄ちゃんも2階から降りてきてみんなでわいわい盛り上がってる。

お兄ちゃん達は久しぶりに会ったらしくて最近どうだったとか受験が...とか話をしている。

前はお兄ちゃんの後ろにずっといて、いなかったらお母さんと一緒にいたけど今はそんなことない。

たまに遊んでほしいなーとは思うけど受験で忙しいから退院してからもあんまり話してない。

ご飯の時は一緒に食べるけど同じお兄ちゃんなんだけど別人というか、うまく言えないけどなんか違う気がしていた。

けど今目の前にいるお兄ちゃんは楽しそうな顔で話したりご飯食べたりしていて、妹の私がいうのは生意気かもしれないけどすごく嬉しかった。

お母さんからは聞いていたけどやっぱり受験勉強がすごく大変みたい。

でも昔からの夢を叶えるために頑張ってるから応援するしかない。

ご飯も食べ終わってケーキが出てきて歌唄って2人でロウソクの火消して。

誕生日だからってちょっと大きめに切ってもらった。

やっぱりケーキ美味しすぎる〜〜

隣にいる樹はお兄ちゃん達と話していて盛り上がってる。

私はお母さんと樹ママとお話し中。

どうやら樹とお兄ちゃん達はゲームの話で盛り上がってるみたい。

机の上には樹のケーキがまだ残ってて
ちゃんと飾りのフルーツも残ったまま。

ちょっといたずらしよっかなって思って残ってた苺を食べてやった。

食べられた樹はまだ気づいていない。

よし、バレてない。

そのまま、またお母さん達の会話に戻った。