20 -Hokuto- ページ20
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待ちに待った土曜日
約束通りスーパーに集合して買い物をしてから病院に向かう予定。
みんなには伝えていないけどカバンの中に個人的に渡すものを入れてある。
渡せるか分からないけどタイミングみて渡すつもり。
いつも遅れないように早めに集合場所に行くけど、今日は早すぎたのかまだ誰も来ていなかった。
5分後
田中「おー、北斗早いねー」
「ちょっと早すぎた」
この後高地とジェシーが一緒に来て、京本、慎太郎の順でみんな集合した。
高地「早く行こうぜー!」
ジェシー「こーちはしゃぎすぎー AHAHA!」
慎太郎「何がいいんだ?やっぱお菓子?」
京本「俺はお見舞いと言えばフルーツ盛り合わせだと思うけどなー」
「それまた言ってる」
田中「フルーツって切ったりしなきゃいけないから手軽なのがいいんじゃね?みかんなら皮剥いてすぐ食べれるけど」
京本「お、みかん良いんじゃない?」
田中「そういえばあいつの冷蔵庫にオレンジジュース入ってた」
京本「じゃみかんとおやつにしようよ」
高地「賛成!」
カートにカゴを乗せて買うものを入れていく。
途中で慎太郎とジェシーがお菓子を大量に入れて、それがバレて樹に怒られて返しにいくっていうのを繰り返すからレジに行くまでが長かった。
なんとかお会計も終わってレジ袋に入れて、やっと病院へ行く準備が終わった。
かれこれ1年は会っていないのかな?
会うことに緊張なのか、持ってきたプレゼントを渡すことに緊張なのか、何か分からないけど再会がすごく楽しみで仕方なかった。
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作者名:Hana | 作成日時:2023年12月6日 3時