12 ページ12
.
5月の後半
樹が友達を連れてきたいって話をしてから1ヶ月くらい経ったかな
本当はあの話の後すぐ来るのかなって思っていたけど私の体調が悪くなっちゃって延期にしてもらっていた。
今日は月曜日で院内学校がある日。
午前中に1つの部屋に集まって1時間の授業をする。
今日は先週やった算数と社会のテストが返ってきた。
算数が88点で社会が90点。先生からよく頑張ったねって褒めてくれてすごく嬉しかった。
授業が終わってるんるんで部屋に帰ると看護師の秋山さんがやってきて体温を測ったりとかするのがいつものルーティン。
秋山「Aちゃんどうしたの?そんなニッコニコでなんかいいことあった?」
「秋山さん!さっきね、テストが返ってきて88点と90点だったの!!過去最高点!」
返ってきたテストを見せながらテンション爆発中。
秋山「すごーい!!Aちゃん算数苦手って言ってたよね?88点って凄いよ!」
「へへへへ笑」
あ、そう言えばあれ聞いてみよ!と思い出したので聞いてみることにした。
「あ!秋山さんあのね、樹いるでしょ?樹がね、学校の友達も一緒に面会来たいって言ってるんだけど来てもいいかな?全員で6人らしいんだけど」
秋山「あー樹くんね!そうなの?いいじゃない!楽しそうね!んじゃAちゃんは毎日ちゃんと薬飲んで!ご飯食べて!寝て!頑張らないとね!」
「うん、わかった!」
『秋山さんからオッケー貰えたし、今日樹来たら伝えよう。喜ぶだろうな〜』
そう思いながらお昼ごはんを食べた。
157人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Hana | 作成日時:2023年12月6日 3時