11 -Juri- ページ11
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Juri side
次の日の朝、教室に着いたらいつも通り5人が集まっていた。
俺がそこへ行くのもいつも通りのこと。
「はよー」
高地「おはよー」
ジェシー「眠そうだね、AHAHA!」
松村「ジェシーが元気なんだよ」
京本「言えてる」
森本「樹おっはー」
朝からまぁ騒がしい。けどこれが心地よかったりもするから不思議。
「まじ眠い、ちょっと寝かして。」
そう言って机に突っ伏して寝ようとしたのを阻止したのはジェシーだった。
ジェシー「樹昨日の帰り病院行った?」
「え?」
高地「そうそう!あれ樹じゃね?ってなったんだよな」
京本「Aちゃんのお見舞い?」
「おい言うなって」
松村「あーあ、バレちゃった」
森本「誰だれ?」
ジェシー「樹の彼女?」
「ちげーよ」
ジェシー「即答〜」
「ってか部活は?行くって言ってたよな?」
高地「急遽休みになったんだよな!」
ジェシー「そうそう!っていうか誰なんだよ〜」
松村「樹の幼馴染だよ」
高地「幼馴染いたんだ」
「いるわ」
森本「なんで今まで黙ってたんだよ〜言ってくれても良くね〜」
「北斗ときょもは知ってるよ」
松村「そりゃ小学校から一緒ですからね」
京本「同じく」
この話題になってからずっと俺に質問攻め。
しまいにはAに会わせろってうるさい。
松村「俺も久しぶりに会いたいって言ったんだけどね」
って含み笑いしながら言うもんだから余計うるさくなった。
「わーかった、とりあえず聞いてくるから期待はしないこと!無理だって言ったら諦めること。いい?」
5人「「「「「はーい」」」」」
とりあえずみんなを納得させてその会話は終わった。
その日の放課後にAのところに行って聞いてみたらまさかのオッケーで正直びっくりした。
ってかAと居たいとか言っちゃってる自分にも驚いた。
まぁ、あんまり深く思ってないのか驚きもしてなかったけど......
前まで俺も話せないくらい人見知りすごかったのに成長?を感じてちょっと寂しくなったこの感情はよくわからない。
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作者名:Hana | 作成日時:2023年12月6日 3時