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幽霊...
そんなわけないか...
いや、じゃあ足が浮いてるのはなんで!？
それに死んじゃった人が、何か心残りがあるとなるんだから。
ﾊﾞﾁｯ
ヤバイ。
しっかりと目が合ってしまった。
「...君、俺のこと見えるの？」
見える!？
じゃあ、やっぱり...
幽霊!？
「ギャ〜〜〜！！」
怖い。
怖い。
ただ怖くて、私は教室をとびだした。
ﾀﾞﾀﾞﾀﾞ
...もう、ここまで来れば大丈夫。
周りに歩いてる人もいるし。
逃げてきちゃったけど、健人くんの幽霊は私のこと、君って言ってたな...
なんで？
私のこと、奈菜って呼ぶはずなのに。
まるで、私のことを知らないみたいな感じだった。
...私のこと、忘れちゃったのかなぁ？
それとも、健人くんではないの？
見ためはどう見ても、健人くんなのに。
ん〜
分かんない！
不思議なことがありすぎて、いろいろと考えていた。
「ねぇ！逃げないでよ！」
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作者名：TTR | 作成日時：2017年12月9日 10時
