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「...例えお母さんが疲れていても、言ってほしかったわ。
転校もいいわよ。」
「ほんと!？」
「えぇ。でも、どうしてその学校がいいの？」
お母さんにはちゃんと言ったほうがいいよね。
「...私のことを待ってる人がいるから。
健人くんっていうの。」
「...へ〜男の子か。」
「う、うん。」
お母さんがからかうような目で見てくるから、ちょっと顔をしかめる。
「ﾌﾌっ...」
お母さんが笑ってるなら、いいかな。
...あ、勉強があった〜
「お母さん、ほんとありがとう！」
そう言って自分の部屋に行こうとする。
「奈菜！ これからなんでも言って！
私は奈菜のみかただから！」
「うん！」
お母さん、大好き。
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作者名：TTR | 作成日時：2017年12月9日 10時
