じゅうきゅう ページ19
『綺麗な緑色ですね』
にこり、と微笑む。ちなみにこれは本心だ。外交時にしかその目を開けない為、目の色は深緑と知っていても実際に見たことはなかったのだ。意外と明るい緑色。でもゾムのキラキラ光るペリドットの目に比べたら暗い方だ。
「…ありがとうな。ところでAちゃんってどこ出身やったっけ？」
『私の出身でございますか？私は普通の家庭に生まれ、士官学校へ入り、今こうしてここにいるわけです』
これも本当の事。普通の家庭に生まれた一般人が自ら大人の欲に塗れた戦争に関わりに行くとかおかしい？おかしいのかもね、私は。オスマンは私の事を疑っているけれど、本当にスパイでもなんでもない。
「へぇ、そうなんやなぁ。一般人なの「なぁなぁマンちゃん！こっち来てや！」…すまんなぁ、俺呼ばれとるから行かなあかんわ」
じゃあな、と言って手を振りいつもの糸目に戻ってからゾムの方へ向かった。言いかけた言葉を紡がれていたら、どうなったのだろうか？私はちゃんと答えられたのだろうか。
いつのまにか鬱もロボロも私の近くには居なくなり、お酒は飲みたくないからとジュースを片手に一人隅でぽつん、としている。おい、私の歓迎じゃなかったのか。……まぁでも、話しかけられるよりはこうして一人、静かにしている方が楽だ。
「ゾムさんもう無理なんやけど…」
「えぇ〜？？そんな事ないっすよ〜！！エミさんならもっと食べれるはずやで？な！？」
「ゾム〜なんで俺呼んだん？」
「見てやあのツートップ！べろんべろんやで！！新人おるのに！！」
「あ〜、了解めう〜。トントーン、グルッペーン？何してるんですかね〜？？」
「わー！！オスマンやー！！！！！」
「うるさ」
「おすまんせんせー！！！今日はなにするんれすかーー！！！？」
「せやなぁ、ちょっとの間おねんねしようかぐるっぺんくん？」
「え？寝るn」
「とんとんくんも寝ようね〜？」
「わーいやったぁ！僕も寝る〜！」
「なんやあそこ幼稚園か」
「ロボロ」
「ん？」
「ロボロ、あそこがお前の行くべき場所や」
「…誰が幼稚園児じゃぼけ！！！」
「そんな事俺言ってへんやん」
「俺の背が低いから幼稚園児に見えるいうことやろ！？んな低ないわ！！！」
「………………。」
「黙るなぁ！！せめてなんか言えや！！」
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モノクロ - これって曲をイメージされてますか？ (2019年5月5日 14時) (
レス) id: e8d9fa87ea (このIDを非表示/違反報告)
牛茶 - っ！一年学級閉鎖ってやばくない？（タメ口すみません）面白いので見つけて直ぐに読んじゃいました。更新頑張ってください〜！ (2019年4月19日 16時) (レス) id: eee4e17504 (このIDを非表示/違反報告)
蜻蛉 - わわ、まさか、あの、あの、僕の大好きな、あの曲を、イメージして、いらっしゃるんですk( うるさい / 強制終了 ) 続きがとっても楽しみです~!! 更新等、頑張ってください!! (2019年4月16日 22時) (レス) id: 2485290bf6 (このIDを非表示/違反報告)
Crsent Moon(プロフ) - こ、これは、、、！！あの有名ボカロのネタですか！？とても好きです、続きがめっちゃ気になります！更新頑張ってください！！！！！ (2019年4月16日 21時) (レス) id: 1c820def12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：尻ーズ | 作成日時：2019年4月13日 22時
