同窓会_ハンユジン ページ4
「ヌナ、本当に行っちゃうんですか？」
子犬のような目でわたしを見つめる彼の手は服の裾を全く離してくれなかった。
高校の同窓会。久しぶりに会う人たちばかりでだいぶ前から楽しみにしていた。
ユジンにも話が決まった時に同窓会があるから行ってきてもいいかと聞いたら快諾してくれたので珍しいと思いながらありがたくそれを享受しようと思ったら突然当日になってこの有様である。
だいぶ前から伝えていたのに当日になって不安になったらしい。
『ユジナ、ヌナ前から言ってたよね。で、今日ほんとに楽しみにしてたの。だからお願い』
「でもそれって男の人いるんですよね」
いつもは嫉妬を表に出さない彼も今日だけは違うのか隠そうともせずストレートに伝えてくる。こんな状況じゃなかったら嬉しいのに。
『いるけど別に仲良かった男の子とかいないしユジナが最初の彼氏だから大丈夫だよ』
「それでも嫌です。ヌナかわいいから絶対好きだった男いるしこんなにかわいいヌナを他の男に見せたくないです」
わたしより10センチほど高い背なのにこんなにも小さく見えてしまうのはほんとにユジンのずるいところだ。
きゅるきゅると効果音がつきそうなその眼で見つめられれば分かったと言ってしまいたくなる。
でも今日はユジンに負けてられないのだ。
『ユジナ、お願い。絶対に23時までには帰ってくるから。女の子がいるところにしか座らないし、男の人が話しかけてきたら彼氏がいるって言うし』
「そんなん当たり前です」
時間は刻一刻と迫っているのに引き下がる様子はない。
かわいいかわいいと甘やかしすぎたせいなのか。
自分が駄々をこねれば話が通ると分かっているユジンをどうすればいいか分からない。
「じゃあ、そんなに行きたいならヌナからキスしてください」
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さぎり(プロフ) - パクハのお話書いてくださってありがとうございます！めっちゃキュンキュンしました！これからのお話も楽しみにしています🫶🏻 (2023年4月3日 13時) (
レス) @page15 id: 1e7facddf3 (このIDを非表示/違反報告)
躑躅(プロフ) - どのお話もすごく好きです！もしよろしければ、ゴヌクくんのお話を書いていただきたいです。ご検討の程よろしくお願いいたします。 (2023年3月27日 19時) (レス) id: 414cd712a6 (このIDを非表示/違反報告)
さら - ゆゆさん» 書いてくださってありがとうございます。また別のお話のジャンハオが読んでみたいです！！これからも楽しみにしています！！ (2023年3月22日 0時) (レス) id: 8a577ad991 (このIDを非表示/違反報告)
さら - ゆゆさん» すごく良かったです！！ (2023年3月22日 0時) (レス) id: 8a577ad991 (このIDを非表示/違反報告)
ヨン - 毎話素敵なお話をありがとうございます🤍もしよろしければ甘さ控えめのパクハンビンのお話を読ませて頂きたいです。お時間ございましたらご検討お願い致します🥺 (2023年3月21日 5時) (レス) @page9 id: 11464ab79c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆゆ | 作成日時：2023年3月18日 23時
