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お酒に弱いAさんはだいぶお酒が回ってきていた。
樹「こんなにお酒飲んで、
彼氏さん、心配しちゃうんじゃないんすか」
『んえ？んなわけ』
『だって、私の事妹だと思ってるらしいからさ』
そう言いながら盛大に酒を飲んだ。
北斗「A、飲みすぎじゃね？」
『いやあ！！まだまだあ！！』
樹「じゃあもっと飲めよ」
頬杖を着きながらAさんのジョッキにお酒を注ぐ樹。
そんな樹の手を掴む北斗。
北斗「お前ももうやめろって」
樹「？、なんでですか？」
北斗「いや、Aももう…」
樹「あー、彼氏でしたっけね、松村さんって」
「他の男に取られそうで心配ですか？」
北斗「…」
「心配だな、」
「特に樹みたいなやつに取られるのが」
樹「へえ？」
「じゃあ…」
『ちょっとお待ち！！』
『北斗！電話鳴ってるよ！！』
北斗「え？」
北斗が席を外すと進まなくなる会話。
北斗「悪い、俺急な仕事入ったわ」
樹「え？まじで？」
明るくなった樹の顔を見て、
北斗「あ、Aも持っていくから」
「A、行くぞ」
『いやだー』
『もう仕事はいや！』
北斗「どうした、急に」
『だって仕事にはさ、
私を振ったのに勘違いさせてくる人と、
また、、また好きになりそうな人がいるから』
北斗「え？」
樹「振ったのは松村さんですね、」
「で、好きな人ってのが俺？」
北斗「いや、何言ってんだよA」
「ほら、行くぞ」
『嫌だ！！！行かない！！』
『北斗1人で行けばいいじゃん』
樹「松村さん、いいっすよ」
「先行って下さい。時間、迫ってますよね」
自分を拒むAさんに少し、
胸がズキズキと痛む感覚がした北斗。
『私樹と飲むからいいよ！心配しないで』
北斗「…」
『樹、もう一杯！』
なにかを言いたそうにしながら、
その場を去った北斗。
樹「…いいの？」
『なにが』
樹「"ほくと"行っちゃったけど」
『うん、いいよ』
『こういうこと何回かあったし』
樹がAさんに近づき、
樹「もしかして、俺と一緒に…」
『なぁにー』
首を傾げるAさん。
樹「…っ」
樹が咄嗟に下を向いた。
高鳴る樹の胸。
今度はAさんが顔を近づける。
『早く言ってよー、気になるじゃん』
樹「…、ちょ、ちょっと待って」
Aさんの顔の前に手を置く樹。
そして樹は深く息を吸い、
Aさんを押し倒した。
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Kakityann(プロフ) - まといさん» ええ…！とても嬉しいです♡最後までご覧いただきありがとうございました！ (2022年12月10日 10時) (
レス) id: 33c9d37b4c (このIDを非表示/違反報告)
まとい(プロフ) - 最高でした……ストーリー早くて読みやすくて……今まで見てきた中で一番いい小説でした！ (2022年12月9日 23時) (レス) @page20 id: 0d3bb14795 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Kakityann | 作成日時：2022年12月4日 15時
