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北斗「落ち着いた？」
『うん…』
マキ「Aーーーー！！！」
Aさんの元に駆け寄るマキ。
北斗「マキも来たから、俺行くわ」
「アイツのことは叱っとくから」
「もう泣くなよ」
Aさんの頭を撫でる北斗。
こんな時に優しくされるなんて、弱ったな。
マキ「なに北斗、優しいじゃん」
北斗「いや、別に」
マキ「はいはい、早く行っておいで」
マキ「話は聞いたよ、大丈夫？」
『うん、ごめんね』
『私、弱くなったなーって思った』
『樹に迫られただけであんなに過敏になって』
マキ「仕方ないよ」
マキ「思い出が濃いんでしょ」
『うん、多分、、ね』
今はまだ消えない思い出。
ぎこちない関係。
『でも私、強くなるよ』
その一方で樹は、
Aさんの行動と声に、
思考が一時停止していました。
そんな樹にコーヒーを渡す北斗。
北斗「やるよ」
軽く頭を下げコーヒーを受け取る。
北斗「なに？落ち込んでんの？」
樹「いや、ぜんぜん」
北斗「へえ」
「Aみたいな関係の女沢山いんの？」
樹「俺、ああやって拒まれたこと今までなくて」
北斗の質問に答えずに話し出す。
樹「泣かれたり、"行かないで"とか、
求められることが多いけど、」
「でも、、」
「って、なんで俺がこんな話してんだよ」
北斗「Aのこと、気になってんの？」
樹「…いや」
顔をしかめ、
自分の気持ちを無視するようにコーヒーを飲んだ。
樹「…っ！！あっち！！」
北斗「ははは、へえ」
「そうなんだ」
興味深そうに樹を見つめながら、
北斗もコーヒーを飲んだ。
樹「あ、そういえば」
「Aさんって松村さんに告白したんですか？」
北斗「え？」
少し考えたような顔をしながら、口を開いた。
北斗「…されたね、告白」
樹「で、なんて答えたんですか」
ニヤニヤしながら質問した。
北斗「付き合ったよ」
樹「えっ？」
樹は告白の答えを知っていた。
Aさんと夜を過ごした時から知っていた。
北斗「今も付き合ってるよ」
樹「あ、へー…、どうですか、彼女さんは」
北斗「かわいいよ、めっちゃ」
樹「そうなんすね」
樹はモヤモヤしたまま、席を立った。
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Kakityann(プロフ) - まといさん» ええ…！とても嬉しいです♡最後までご覧いただきありがとうございました！ (2022年12月10日 10時) (
レス) id: 33c9d37b4c (このIDを非表示/違反報告)
まとい(プロフ) - 最高でした……ストーリー早くて読みやすくて……今まで見てきた中で一番いい小説でした！ (2022年12月9日 23時) (レス) @page20 id: 0d3bb14795 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Kakityann | 作成日時：2022年12月4日 15時
