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樹｢着きました｣
｢けどまだ降りないでください｣
そして樹は助手席の方へ回りドアを開け、
Aさんに手を差し伸べました。
『あ、ありがとう…』
『う、海、綺麗だね』
樹｢そう？それは良かった｣
｢でも俺はAさんの方がき…｣
樹の口に手を当てるAさん。
『あーーーーー！！ほら！』
『そういうこと絶対言うと思った！！』
樹｢ははは、｣
『そういうの良くないから！』
少し拗ねるAさんに樹はデレデレな様子。
樹｢ごめんって｣
微笑みながらそう話す樹に、
『…』
『許す』
そして樹の目を見て、笑い合う2人。
少しずつ縮まっていく距離。
樹｢あ、あとAさんに渡したい物が｣
Aさんの手を握り、
海辺の洋服屋さんへと連れていく樹。
樹｢これなんですけど｣
そう言って見せたものは、
真っ白なワンピースでした。
『かわいい！』
樹｢これ、すげぇ着てほしい…です｣
『え？なになに？照れてるの〜？笑』
冷やかすように樹を見るあなた。
樹｢と、とりあえず早く着ろ！！｣
『はーい』
『着れたよー』
樹｢ちょ、ちょっと待って｣
｢まだ、心の準備が…｣
『なにそれ、笑』
そして試着室のカーテンを開け、
冷やかすように樹の元へ近づくあなた。
樹｢ば、バカ！こっち見んな！！｣
右手を口元に置く樹。
『そんなにかわいい？』
樹｢まじで、、ニヤけが｣
｢はぁ…｣
座り込む樹。
『やっぱこれ着るのやめる』
樹｢え？なんで？｣
『だって樹、まともに会話できなくなるから』
樹｢それはお前が…｣
そして辺りを見渡し、
名前さんの腰に手を添え、
試着室に押し戻す樹。
樹｢このまま連れ去りたいくらい可愛い｣
そして試着室のカーテンを閉め、
唇が触れそうになるまで近づく樹。
樹｢…｣
『ち、近いよ…』
樹｢嫌？｣
『…』
横に首を振るあなた。
樹｢目、閉じて｣
『む、むり…』
樹は右手でAさんの目元を隠し、
Aさんの鼻にキスをしました。
『っ…』
樹｢口が良かった？｣
『…わ、わかんない』
樹｢俺のこと、本気で好きになったら｣
｢嫌だって言うほどしてやるよ｣
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Kakityann(プロフ) - まといさん» ええ…！とても嬉しいです♡最後までご覧いただきありがとうございました！ (2022年12月10日 10時) (
レス) id: 33c9d37b4c (このIDを非表示/違反報告)
まとい(プロフ) - 最高でした……ストーリー早くて読みやすくて……今まで見てきた中で一番いい小説でした！ (2022年12月9日 23時) (レス) @page20 id: 0d3bb14795 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Kakityann | 作成日時：2022年12月4日 15時
