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朝、目が覚めるとベットにいたAさん。
そしてソファで寝ている樹を見つけました。
どうやら、Aさんをベッドまで運び、
違う場所で寝る樹のさり気ない気遣いに気づき、
心が揺れているようです。
そして樹の元へ寄り、顔をじっと見つめます。
『やっぱり、綺麗な顔してるなあ』
『あ、なんかついてる…』
樹の髪の毛に着いているほこりを取ろうとした時、
Aさんの手首が樹に掴まれました。
『…起きてたの？！』
樹｢うっせーな｣
不機嫌そうな顔をしてあなたを見つめます。
｢朝っぱらからなに？｣
｢誘ってるんですか？｣
『い、いや、私はただ樹の髪の毛に……うわ！』
樹はAさんの手を引っ張り、引き寄せました。
早くなっていく鼓動。
樹｢夜、男がいるのに無防備に寝んのやめて｣
『あ、、ご、ごめん』
樹｢次、同じことしたら、、、まじで襲う｣
｢…それから、｣
｢あの無防備な姿を見せるのも、俺だけにして｣
そしてAさんのおでこにキスをしました。
『…？！』
樹｢こんくらいで顔赤くなってんなら｣
｢今日心臓持ちますかね、Aさん｣
『それってどういう…』
樹｢俺昨日残業して今日の分の仕事終わらせたので｣
｢残業した分、俺に時間ください｣
そしてスっと立ち上がり、準備し始める樹。
『…え？』
朝から色んなことが起こりすぎて、
頭が追いつかない。
ワイシャツを羽織る樹の姿はやけに色気があり、
見ている自分が恥ずかしくなり、
目線を下に向けた。
樹｢準備、終わりましたか？｣
『うん』
樹｢それじゃ、行きますね｣
Aさんを助手席に乗せて運転し始める。
『そう言えば今日ってどこに行くの？』
樹｢海｣
『お！いいじゃん！』
樹｢本当はAさんの水着姿も見たいけど…｣
｢他の男に狙われる可能性を考えてやめときました｣
『…あっそ』
っと言いつつも、
実は顔が赤らんでいるAさん。
どうやら樹の真っ直ぐな気持ちが、
少しずつ伝わっているみたいです。
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Kakityann(プロフ) - まといさん» ええ…！とても嬉しいです♡最後までご覧いただきありがとうございました！ (2022年12月10日 10時) (
レス) id: 33c9d37b4c (このIDを非表示/違反報告)
まとい(プロフ) - 最高でした……ストーリー早くて読みやすくて……今まで見てきた中で一番いい小説でした！ (2022年12月9日 23時) (レス) @page20 id: 0d3bb14795 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Kakityann | 作成日時：2022年12月4日 15時
