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56.心 ページ6

『……ん、』

朝が来た。鳥のさえずりで目を覚ます....なんてことは無く、隣から聞こえたコネシマとシャオロンの大きい声に遂に耐えられなくなった、という最悪な目覚めだ。

tn「…ん〜…すー、すー、」

一方、トントンは俺に抱きつくような形でまだ眠っている。子供の体温なので温かくて、ついつい頬が緩む。

あのあと、トントンは俺と一緒に寝ると言って枕を抱きしめて俺の布団に潜り込んで来た。

さすがに驚いたが、それもトントンなりの気づかいなんだろうなぁと思えばそれすらも愛しく感じてしまって。

『…ありがとな、』

寝癖のついた髪を掬うようにして撫でて、その後暫くは少しだけ特権を味わっていた。





ーーーー

kn「…なんやショッピ。元気無いな、」

いきなり聞いてきたコネシマさんに、思わず「…え、」と反応を返してしまう。

sha「…A?」

不意にシャオさんが、A先輩の名前を出した。

俺の表情を見たコネシマさんが、ほーん、と適当に言葉を向けてきた。

kn「…彼奴はいつもあぁやねん。今更彼奴の抱えとるもん背負おうとか出遅れや。」

バッサリ言ってきたコネシマさんに、思わず目を見開く。

kn「俺だって長年彼奴の親友しとるんや。それに、ショッピの先輩だってやってきた。お前らに何かあったことくらい分かるわ、」

そうそう、とシャオさんが続く。

sha「…それに、あんな夜中に話し声聞こえたら誰でも起きるわ。そこのバカも目覚めてたし、きっとトントンもやで。」

コネシマさんがシャオさんに喧しいわ!と返す。


……気づいていたんだなぁ、とぼんやり思っていれば、シャオさんが言った。

sha「…気にすんな。彼奴も、きっとそのうち話してくれる。それまで待つのが、俺らの仕事やろ?」

シャオさんの言葉に頷く。そんな俺の頭をコネシマさんがワシャワシャと撫でる。

本当に、不器用な先輩達を持ったもんだ。


目の前で、朝食について大声で話し始めた先輩達に、少しだけ心が軽くなった。

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( ・ω・) - 今までお疲れ様でした!!悲しいし寂しいけど沢山読んでて楽しめる話を読ませてくれて有り難う御座いました。 (2020年2月27日 20時) (レス) id: aa3be13e80 (このIDを非表示/違反報告)
まおまお - そうですか、、悲しいけど今まで楽しめるお話を提供していただきとても感謝してますありがとうございました (2020年2月25日 1時) (レス) id: bc0445e631 (このIDを非表示/違反報告)
瑠蒼チャン(プロフ) - ここまでお疲れ様でした。この作品が見てなくなるのは少し寂しいですね。主様も主様の書く小説も大好きで更新待ち遠しいくらいでした。たまに、迷惑をかける害悪さんが居て占ツク降りる方多いんですよね。とてもいい作品を読ませていただきありがとうございました。 (2020年2月20日 23時) (レス) id: cdfbca5434 (このIDを非表示/違反報告)
ミオ - この作品見れなくなっちゃうのか...すごく大好きで、更新されるとテンションがおかしくなるくらい嬉しかったので残念です... (2020年2月19日 20時) (レス) id: 4083773df2 (このIDを非表示/違反報告)
のさん - 塩酸カリさん» ハッ!はしかに!てゆうことはknはsn?(失礼しやした (2019年12月26日 1時) (レス) id: cd9f2283b5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:無名 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年10月19日 23時

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