63.遊園地 ページ13
三日目の朝を迎えれば、隣の部屋から聞こえてくる犬たち(コネシマとシャオロン)の声。
目を擦りながら、寝惚け眼で此方を見るトントンの髪を撫で、溜め息を吐く。
『……ごめんなぁ、トントン。今日いく場所が場所やからな。多分彼奴等、興奮しとるんやわ...。』
そう。最終日である今日は、皆大好き遊園地へ行く。高校生である彼奴等がキャッキャと喜ぶのもどうかと思うのだが。
tn「…遊園地、楽しみやね、」
優しい笑みを浮かべるトントン。可愛い。思わず抱きしめれば、さらにその表情を緩める。
『さて、じゃあ着替えて皆と合流しよか。』
tn「うん！」
こうして、最終日が始まった。
ーーーーー
k.side
sha「…シッマ、Aのことで、少し話があんねんけど…」
まだ皆が寝ているような時間。何故か目が冴えてしまった俺は、部屋に設置されている椅子に座って外を見ていた。不意に、シャオロンがそう声を掛けてくる。
kn「…ええで。向かい座りぃや。」
机の上に置いてあったグラスに、自分用の他にももう一杯コーラを注ぐ。
シャオロンは、頷いてから向かいに座った。
sha「…今年も、そろそろ“あの日”がやって来るやん。」
シャオロンは、うずうずとしているような表情を浮かべる。
kn「……確かに、そろそろやな。」
俺にも、似たような表情が浮かんでいるのだろう。
二人で、目を合わせて呟くように言う。
「…Aの誕生日..、」
sha「今年はどーしよか。去年はカラオケやったよな、確か。」
その表情を緩めた彼が、楽しげに言う。
kn「せやなぁ。家で誕生日パーティとかでもええんやけどな、」
こうして、二人で夜明けまで考えを出しあったのは言うまでもない。
大好きな、大切な友人の誕生日。
その日まで、あと二週間。
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( ・ω・) - 今までお疲れ様でした！！悲しいし寂しいけど沢山読んでて楽しめる話を読ませてくれて有り難う御座いました。 (2020年2月27日 20時) (
レス) id: aa3be13e80 (このIDを非表示/違反報告)
まおまお - そうですか、、悲しいけど今まで楽しめるお話を提供していただきとても感謝してますありがとうございました (2020年2月25日 1時) (レス) id: bc0445e631 (このIDを非表示/違反報告)
瑠蒼ﾁｬﾝ(プロフ) - ここまでお疲れ様でした。この作品が見てなくなるのは少し寂しいですね。主様も主様の書く小説も大好きで更新待ち遠しいくらいでした。たまに、迷惑をかける害悪さんが居て占ツク降りる方多いんですよね。とてもいい作品を読ませていただきありがとうございました。 (2020年2月20日 23時) (レス) id: cdfbca5434 (このIDを非表示/違反報告)
ミオ - この作品見れなくなっちゃうのか...すごく大好きで、更新されるとテンションがおかしくなるくらい嬉しかったので残念です... (2020年2月19日 20時) (レス) id: 4083773df2 (このIDを非表示/違反報告)
のさん - 塩酸カリさん» ﾊｯ!はしかに！てゆうことはknはsn？(失礼しやした (2019年12月26日 1時) (レス) id: cd9f2283b5 (このIDを非表示/違反報告)
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