ふられても俺、諦めないから【雪村豹牙】

〜過去〜 ページ3

〜Aside〜
１０年前


お母さん…どうしていなくなっちゃったの



・



なんで死んじゃったの…


Aを１人にしないで


寂しいよ…悲しいよ…怖いよ…助けて


私はお母さんが事故で死んでしまったことを受け入れられなくて

走って

走って

とにかく走った


そしたら、誰かとぶつかった

？『どうしたの？』

その中学生くらいのお兄ちゃんは私と背になって聞いてきた

A『お…お母さんが死んじゃったの…大好きだった…の…に』

？『…空…みてごらん』

A『…そ…ら？』

見上げると、星が１つ１つ輝いていた

？『君のお母さんは死んでなんかいない









君のことをずっと空から見ていてくれているよ』

A『お母さんは死んでないの？』

？『あぁ、だから泣かないで…君がずっと笑顔で頑張っていれば









お母さんもキラキラと輝いてくれるから』


そう言って、ウサギのぬいぐるみをくれた


A『ありがとう…お兄ちゃん』

？『寂しくなったら、ハルさんに手紙を預けて』


そう言って行ってしまった


そのぬいぐるみには、住所とハルさんと書かれたメモがついていた


大河『A！』

A『大河！』

大河『良かった…探してたんだよ…ってどうしたの？』

A『‘ハルさん ’か…』

大河『？行こう、父さんが家で待ってるよ』


A『…うん』



・



・



それからの１０年
私は‘ハルさん’に手紙を送ることはなかった



あのお兄ちゃんがくれたぬいぐるみは私の宝物です



そして



夜空の月も



でも、やっぱり傷は深いかな…

〜いつもの毎日〜→←〜設定〜

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す