【呪術廻戦】Twins Wars【夏油傑】

Marriage Wars ページ35

2018年5月



爽やかないつもと変わり映えのない朝


いつもと変わらない日常


少しだけ、そんな日常に変化や刺激を求める事もあるけど…


結局は普通が1番だなと思う。


ごめん……嘘ついた……。


私にとって……今の生活は……毎日が刺激的だ……。


夏「おはよう!A!今日こそは婚姻届にサインしてくれるかい?」


朝から重いでしょ？


ちなみに……このやり取りを10年近くしています…。


本当に飽きないよねこの人……。


最初の方は色々とアイディアを駆使して色んなプロポーズをしてくれたけど、さすがに10年近く毎日しているとネタも尽きたらしい。


最近は大抵同じシチュエーション……まぁこのプロポーズが毎朝恒例の定番かしている。


高専を卒業した私は宣言通りに呪術師を辞めた、そこそこ有名な某W大学に進学して、一流企業と謳われる広告会社に就職した。


営業部の事務に配属され、毎日忙しい日々を送っていたけど、気がつけば主任に昇格していて、充実した一般ピーポーの暮らしをしていた。


もうそろそろ、私も28歳になるし、プロポーズを受けても良いかな？とは思うんだけど、何となく、このプロポーズも義務的にしてる感が否めなくて、受けるのを躊躇ってしまう。


そんな中で、久しぶりに届いた七海からの連絡。


久しぶりに灰原と3人で飲みに行かないかというお誘いだった。


私は気分転換も兼ねて、たまには飲みに行きたいなと思い、了解と返信をした。


とりあえず、高専卒業してから一緒に暮らしている傑に、飲み会に行くことをLINEで告げれば、仕事をそつなくこなし、定時には退社をした。


指定された居酒屋に入れば、そこには七海と灰原が既に席に案内されていた。


『二人とも久しぶり〜！早いね！てか、待たないで頼んじゃって良かったのに…』


二人は私を待ってくれていたみたいで、テーブルには二人分のお冷とおしぼりが置かれているだけだった。


私は、二人の飲み物を確認すると、テーブルに案内してくれた店員さんに生ビール3つと適当におつまみになりそうな物を注文した。


『……本当久しぶりだねぇ……1年半ぶりくらい？』


私がそう聞けば、そうですねと頷く七海。


『灰原はいつ予定日なんだっけ？』


そう、灰原は1年半前に補助監督の人と結婚して、今年パパになる予定だ。


灰「今のところ産まれるのは秋頃ですね」



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