【呪術廻戦】Twins Wars【夏油傑】

Twins Wars ページ30

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傑と付き合ってから初めての冬が来た。


私は今月から任務も復帰した。


復帰する事を皆に伝えれば、傑からは猛反対されたし、硝子や悟、七海や灰原からはまだ早いんじゃ無いかと心配された。


まぁ、最初のうちは三級や二級クラスからの任務を誰かしら引率付きでする事で話はまとまった。


腕の後遺症も毎晩、傑が添い寝をしてくれる様になってから、ファントムペインの症状が落ち着いてきた。


痛む時は痛むけど、その頻度が減りつつある。


まぁ、傑が添い寝をしてくれると言っても、双子も居るから毎晩毎晩…部屋が狭くて仕方ない…。


そんな、順風満帆にみえる私の私生活では、今……新たな問題が発生している。


菜「やーだー!これ嫌いー!」


そう……菜々子ちゃんが今更ながらにイヤイヤ期に突入したのだ……。


イヤイヤ期って……２、３歳児がなるやつじゃないの?!


毎日、服を着せれば、この服は嫌…。


毎晩、傑が私に添い寝をすれば、自分もしてと邪魔をしてくる…。


毎回、ご飯を食べる時には何らかの食材にケチをつける…。


あんた…さっきまで普通にピーマン食べてたでしょ?!とこっちもイライラしてくるレベルでワガママを言いたい放題し放題……。


『……落ち着け私……相手は子ども……』


怒鳴りたくなる衝動を抑えて、なるべく笑顔で菜々子ちゃんに話しかける。


『な……菜々子ちゃん？…なにがそんなに…嫌なのかな？』


絶対に引きつっているであろう私の笑顔をみて、菜々子ちゃんはビクッとすると、段々と顔を歪ませ、仕舞いには大泣きし始めた……。


『…なんで？』


そんなに私の顔が怖かったか？！


ギャン泣きする菜々子ちゃんにつられて、まさかの美々子ちゃんまで泣き出す始末……。


傑……ごめん……私には子育て……無理です……。


双子のジュースを買いに行った傑に早く戻って来いと念を送りながら、私のなにがいけないのかとこっちまで泣きたくなる。


そう言えば……最近育休から復帰した補助監督さんが子育ては戦争だって言ってたな……。


んな大袈裟なとか思ってすみませんでした……。


うん……あながち間違いじゃ無いかも……。


誰でもいいから助けて！






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