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私とココロ ページ26

Aside




高圧電流の流れた重りで腕を潰されるような……毎晩恒例となっているあるはずの無い左腕の痛みと久しぶりのひとりで過ごす夜に心細さを感じていれば、コンコンと自室のドアがノックされた。


こんな時に……


痛みを我慢しながら、少し荒くなってきた呼吸を整え、ドアの鍵を開ければ、そこには双子と一緒にいるはずの夏油が立っていた。


『げ……とう?……な…ん……で?……』


次第に強くなる痛みに、耐えながら、夏油に何故ここにいるのか尋ねれば、夏油は悲しそうな顔をして私を抱き上げた。


夏「美々子と菜々子は灰原がみてくれてるよ……それよりも……症状……悪化してるね?……顔色も悪い……」


夏油は私をベッドに運ぶと、サイドテーブルに置いてあったハンドタオルで、私の額の汗を拭いた。


『…わたしは……だい……じょぶ……だから……』


私は必死に痛みに耐えながら、夏油に強がる。


夏「全然大丈夫じゃ無いだろう?今日は私がずっとそばに居るよ……」


そう言って、夏油は私を抱きしめた。


……やっぱり……私……変だ……。


夏油が双子よりも私を優先してくれた事を嬉しいと思ってる……。


そして、夏油の腕の中が何故か、落ち着くし安心する……。


私……あれだけ苦手だった……夏油の事を?……。


なにそれ……調子良すぎでしょ……バカみたい……。


夏油に抱きしめられているからなのか、いつもは痛くなる一方の腕の痛みが少し和らいだ気がした。


『……夏油……』


………好き………


言葉の続きは声に出せなかった。


好きを言葉にしようとした途端に、上層部の奴らから浴びせられた罵倒が聞こえた気がした。


((左腕を失っただと?使い物にもならん))

((あんな呪霊に手を焼いてどうする))

((こんな雑魚にも手こずりよって))

((黄金世代の落ちこぼれ))

((お前の価値などもう無い))


………ダメだ………。


私じゃ……ダメだ……。


夏油には……硝子みたいな逸材や冥冥さんの様な強い人じゃなきゃ……。


そう思った途端に、左腕に激痛が走り上手く息が出来なくなる。


『……っ!…かはっ!!…ッ!…』


今まで味わった事も無い激痛に、私の目から涙が溢れる。


冷や汗も止まらない。


そんな私の状態をみて、動揺する夏油。


夏「っ!A!どうしたんだい?!痛むのかい?!」


上手く呼吸が出来なくて、頭に酸素が回らない。


『…た……す………け……ッて……




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咲夜(プロフ) - adjさん» 遅くなりました!教えてくれてありがとうございます!フラグ消しました! (2022年4月26日 20時) (レス) id: 2a2ca48ccf (このIDを非表示/違反報告)
咲夜(プロフ) - 誰かさん» 遅くなりました!教えてくれてありがとうございます! (2022年4月26日 20時) (レス) id: 2a2ca48ccf (このIDを非表示/違反報告)
誰か - オリ〇ナル〇ラグついてますよ! (2022年4月25日 12時) (レス) id: 3a07125cde (このIDを非表示/違反報告)
adj - オリフラついてますよ! (2022年4月25日 7時) (レス) @page2 id: 42c6964bfa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:咲夜 | 作成日時:2022年4月17日 23時

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