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夏油side
美「パパげんきない？」
今日の授業を終え、自室に戻った私は今日のAの事を思い出し物思いにふけっていた。
『美々子…大丈夫だよ。ちょっと考え事をしていたんだ』
私がそう答えれば、美々子はそっかと言って菜々子とお絵描きを始めた。
この双子を保護してから、硝子と交代でしていたAの看病は硝子に任せっきりになっていた。
しかし、今日は硝子が一日任務で不在になる事を事前に聞いていた私は、Aに心配でひとりで大丈夫かと尋ねた。
本当はAの口から、大丈夫じゃないとか、一緒にいて欲しいって言って欲しかったんだと思う。
しかし、Aから帰ってきた言葉は、大丈夫のひとことだった。
せめて……せめて……悩む素振りでもして欲しかった……そう思うのは、傲慢だろうか……。
私が小さくため息をつけば、美々子と菜々子が急に立ち上がって、私の服を引っ張った。
美「ママのところいく！」
菜「ママさみしいってきっといってる！」
双子はそう言うと、部屋を出ようとした。
『コラ！待ちなさい！Aに迷惑をかけてはいけないよ？もう、美々子と菜々子はそろそろ寝る時間じゃ無いか……』
時計をみれば時刻は21時になるところだった。
5歳の子どもは既に寝る時間だろう。
美「や！ママのところいくの！」
菜「ママ、え〜んってないてるの！」
双子の言葉にドキッとした。
おそらく、Aは今日もファントムペインに苦しめられているだろう。
ここの所、硝子の隈がまた濃くなったのをみれば、安易に想像できる。
しかし、Aの苦しんでいるところをこの子達に見せるべきでは無いだろう……。
私がそう悩んでいれば
美「パパのいくじなし！」
菜「パパかっこわるい！」
と私にあっかんべーとして部屋を出ていこうとする美々子と菜々子。
『あっ！待ちなさい！』
急いで美々子と菜々子を追いかけようとすれば、ちょうど廊下を歩いていた灰原が美々子と菜々子を捕まえてくれた。
灰「あ！夏油さんお疲れ様です！」
『すまない灰原……助かったよ……』
灰原に捕まって、抵抗している美々子と菜々子に私は小さくため息をついた。
灰「美々子ちゃんと菜々子ちゃんはどこ行こうとしてたんすか？」
灰原は美々子と菜々子に目線を合わせると、ニコッと人畜無害そうな笑顔で二人に話しかけた。
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咲夜(プロフ) - adjさん» 遅くなりました！教えてくれてありがとうございます！フラグ消しました！ (2022年4月26日 20時) (
レス) id: 2a2ca48ccf (このIDを非表示/違反報告)
咲夜(プロフ) - 誰かさん» 遅くなりました！教えてくれてありがとうございます！ (2022年4月26日 20時) (レス) id: 2a2ca48ccf (このIDを非表示/違反報告)
誰か - オリ〇ナル〇ラグついてますよ！ (2022年4月25日 12時) (レス) id: 3a07125cde (このIDを非表示/違反報告)
adj - オリフラついてますよ！ (2022年4月25日 7時) (レス) @page2 id: 42c6964bfa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲夜 | 作成日時：2022年4月17日 23時
