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久しぶりのひとりで過ごす夜。


なんとなく、寂しいと思ってしまうのは何故だろうか……。


私はそんな事を思いながら、自室で物思いにふけっていた。


最近の私は変だ。


何が変なのかと言われると説明が難しい。


自分はどうしてしまったのだろう……。


思い出されるのは今日の教室での出来事。


彼に今日はひとりで大丈夫かと聞かれた時、自分より双子を優先する彼に少し苛立ちを覚えた。


双子の受けてきた仕打ちや事情を考えれば、双子と夜を過ごすのは当たり前の判断だ。


双子を保護してから、彼はずっと双子に付きっきりなのも仕方ない。


しかし、そんな事情を踏まえても、その状況を面白くないと思って閉まっている自分がいる。


『……はぁ……かっこわる……』


ほとほと自分に愛想が尽きそうだ……。


私はカーテンを開けっ放しにした窓から外を眺める。


『……今日は満月か……』


窓の外には煌々とまん丸の月が夜空を照らしていた。


((折れた〜淡い翼〜))


七海からのメールの受信を知らせる着メロが部屋に鳴り響く。


携帯を開いてメールを確認すれば、今日の任務先での出来事と私の体調を案じる内容が書かれていた。


『……七海も律儀だねぇ……』


最近、七海は事ある毎に私にメールしてくる。


そして、そのメールの後には大抵、私の体調を案ずる内容の文が書かれていた。


私も正直鈍感では無い。


夏油が私に好意を寄せている事もなんとなく察しているし、七海が私に特別な感情を持ち始めている事も察している。


だけど、私にはその感情がどういう物なのか、理解してあげる事はできなかった。


私は割と薄情な人間の様だ。


愛情という物があまり理解出来ない。


硝子は、そういう感情を持てる人に出会って無いだけだろうと言っていたけど、正直、自分が他人にそういう感情を持つことが想像出来ないでいた。


それでも、私にそういう感情を夏油や七海が向けてくれる事になんとも言えない優越感を感じた。


………ほんと性格までクソだな………


私は、自分の性格の悪さに苦笑しながら、七海へのメールに返信をしたのだった。





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咲夜(プロフ) - adjさん» 遅くなりました!教えてくれてありがとうございます!フラグ消しました! (2022年4月26日 20時) (レス) id: 2a2ca48ccf (このIDを非表示/違反報告)
咲夜(プロフ) - 誰かさん» 遅くなりました!教えてくれてありがとうございます! (2022年4月26日 20時) (レス) id: 2a2ca48ccf (このIDを非表示/違反報告)
誰か - オリ〇ナル〇ラグついてますよ! (2022年4月25日 12時) (レス) id: 3a07125cde (このIDを非表示/違反報告)
adj - オリフラついてますよ! (2022年4月25日 7時) (レス) @page2 id: 42c6964bfa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:咲夜 | 作成日時:2022年4月17日 23時

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