【呪術廻戦】Twins Wars【夏油傑】

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入家side





『………で？………その後どうしたの？』


貴「………どうしたって………別にどうもしないけど………」


傑にAの看病を任せた日から3日が経った。


帰ってきてすぐに気づいたのは、Aの傑に対するよそよそしい態度だった。


傑はいつもと変わらない態度だったが、元々、傑は感情を隠すのが上手いからなんとも言えない。


しかしAの態度からして十中八九何か二人の間で起きたのは間違い無いだろう。


そんな好奇心から、食堂で何があったかをA聞けば、その日起きた事を私に話してくれた。


しかし、期待とは裏腹に進捗はあまり無かったようだった。


そもそも、私は、Aが傑を苦手だと思っている事も知っているし、傑がAの事を好きな事も知っている。


Aには出来れるなら幸せになって欲しいと思うし、何処の馬の骨かも分からんやつにAを任せるくらいなら、傑と一緒になってもらった方が間違い無くAは幸せになれると思う。


今回、Aの様子を夜に傑に見にいかせたのも、私がこれから任務で帰って来れない日に、Aにはなるべく誰かしらそばに付いてもらった方がいいと思うし、そういう面でも傑は適任だと思ったからだ。


『ねぇA……まだ傑の事……苦手？』


私がそう聞けば、苦虫を噛み潰したような顔をするA


貴「……分からない……迷惑かけた後ろめたさもあるし……でも……前ほどは苦手じゃ無い……と思う……多分……」


あまりはっきりはしないみたいだけど、少しは傑の苦手意識も減らせたみたいだ。


きっかけは作ってやったんだし、あとは傑の頑張り次第って所かな……。


私は、任務で朝から出ている傑に心の中から応援を送ったのだった。




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