傷口に溺れて【BTS】 (ページ40)

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次の日の朝には何食わぬ顔で出勤する

『おはようございまーす』

「A…！体調大丈夫？」

『テヒョン、大丈夫だよありがとう』

「あーヌナ！おはようございます！」

『おはようグク』

「今日暑いのに、長袖で大丈夫ですか？」

『う、うん、汗で体冷えちゃうから』

「それもそうですね」

「A、ちょっと」

『ホ、ホソクさん、、！』

後ろを向かされて耳元で囁かれる

「いっつも言ってるけどバレないようにね
もしバレたら俺たちの関係も終わりなんだから

別れたくないでしょ？」

『はい、、！頑張ります。』

「はは、よかった。Aはいい子だね」

「ちょっと！ヒョン！ヌナ返してください～」

「分かったよ、じゃあねA」

肩に回されていた手が離され
去っていったホソクさん

いい子って言われた…

あんなに酷いことされたけど全然好きだ

むしろ、
私の事を想ってくれてるって事なのかも

なんかそう考えたら悪くない

少し嬉しいくらい

遠くから声がした

「ちょ、ユンギヒョン、水溢さないでよ！！」

『大丈夫ですか？拭きますよ』

「悪いA、手が滑った」

『いえいえ、
こんなこと事どうってこと無いです』

ユンギさんが溢してしまった水を拭く

「 ............A、お前その腕どうした？」

腕......

しまった、
水を拭くからとつい腕捲りをしてしまった

『えっ、、あっ、、いや、、なんでもないです』

「誰にやられた？」

『いえ、本当になんでもなくて......』

「こっち向け」

ユンギさんの手によって顔を上に上げられる

「よく見れば、首にも傷跡…

A、昨日何あった？なんで休んだ？」

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