傷口に溺れて【BTS】 (ページ2)

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＿＿２年前

「ほんとに目障りなんだけど、消えれば笑？」

「なんでこんな出来損ないが
マネージャーな訳？」

「なんか言えよ」

そう言って私に蹴りを入れたキムテヒョン

ステージに立ってる時のような

あのキラキラとした面影は無い

『っ、、、す、すみませんっ』

「はっ、それしか言えねぇのかよ」

次は何をされるのか

恐怖で体が強ばった

「あー、喉乾いてない？よかったら水いる？」

予想もしてなかった発言に驚いて顔を上げれば

私の身体中に勢いよく水がかけられた

『きゃっ、、、、っ、、』

悔しくて、辛くて

涙が頬を伝った

「何泣いてんの？気持ち悪い」

『っ、、、すみませんっ、ごめんなさいっ』

なんでこんな目に遇わないといけないの？

私が何をしたの？

私だって頑張ってるよ

毎日、毎日、

辛くてもあなた達のためにって…

「ははっ、その顔マジでウケるわww

あーあ、服汚れちゃったね…

どうせだし脱げば？」

キムテヒョンは

私が度胸もない弱い女だと思ってるんだ

服を脱ぐ？

やってやろうか？

そして何を思ったか、

私は自分の服の裾を手に取り

そのまま上へ捲った

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