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いつもの君じゃない ページ4

司「よし、次は例の奈落に引きずり込まれるシーンだな!前回はゾンビロボットに足を引っ張られてしまったが、今回は見事に決めてやるぞ!」

類「...それなんだけどね、司くん。演出を少し変えようと思うんだ。」

司「何?」

類「前は司くんがゾンビロボットに引きずり込まれる流れもしたけれど、観客からは見えづらいだろう?だから舞台の奥からゾンビロボットが現れるようにしたいんだ。死者が迫って来る様子がわかるようにね。司くんにはマイムで引きずり込まれる演技をしてもらう。そっちのほうが、全体的に見ると派手だろう?」

マイム...ね。
前のと比べると派手では無いかな。

司「まぁ、それも悪くはないが...本当に、それでいいのか?」

類「うん?どういう意味だい?」

司「せっかくのハロウィンショーなんだ、もっと斬新なことをやっていくべきだ!いつも以上にやる気だぞ、俺は!それに引きずり込まれるマイムだけでは、臨場感が足りないだろう。やはり前のように奈落から死者が出てきたほうが、観客も一緒に恐怖を味わえるんじゃないか?いっそ10体のゾンビr」

A「それは却下。怪我したばっかでしょ。それに、私はあの時に1体だったからなんとか対処出来たけど、増えたら対処が追いつかない。」

司「けど、次は俺も気をつけたらいいだろう!それに、多少危険に見えるほうが、ハラハラ感が増すはずだ!どうだ?類。」

類「いや、実際に引きずり込むのは、あまり舞台映えしない。このシーンならもっと舞台全体を使ったほうがいいよ。やっぱりさっきの舞台奥から現れるプランに...ん?」

やっぱりみんな、異変に気がついてるね。

類「どうしたんだい?どこか変なところがあったかな?」

寧々「変っていうか...。」

えむ「うん...。なんだか、いつもの類くんっぽくないなぁって思ったの。」

類「いつもの僕らしくない...?そうかあ。僕はいつも通りのつもりなんだけど。どこがいつもの僕と違うんだい?」

えむ「どこがって言われるとわからないんだけど〜。」

司「...__おい、類。お前、本当にそれが一番やりたい演出なのか?」

類「__え?」

遠慮してるもんね。
よーし、ここからはまた手出し無用だな...。

十字架に吊るされた、会ったことのない彼女→←エイプリルフールの変わり時・卒業式編



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幽霊 - くろかれさんさん» ??えーっと、読んでくれてありがとうございした!! (9月30日 10時) (レス) id: 8bd609fcd7 (このIDを非表示/違反報告)
くろかれさん - あらたのちみだわ (7月29日 16時) (レス) id: 1cc1882b70 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:幽霊 | 作成日時:2023年4月1日 20時

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