君しか。BTS短編集 (ページ41)

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今すぐ逢いに来て。JM ページ41

その後、全部ユンギさんが話してくれた。

私を置いて何もなしにソウルへ行ったのも

大学ではなく本当は、入院する為。

私に言うつもりだったけど、

記念日の日に発作が出て

そのまま病院生活していたこと。

一方的に勘違いしてた私が

連絡先を消し番号も変えた事で

「これで、よかった。自分から離れて幸せになって欲しい」と言っていたこと。

前にジョングクと会ったのは偶然じゃなくて

ジミンが私のこと心配して

元気かどうか会ってきてとお願いしたこと。

ユンギさんが話し終えてからも

私は涙が止まらなかった。

私、何も知らなかった。

ジミンのこと、何も知らなかった。

『ごめ……、ジミン…ごめんね……』

泣いたって許される問題じゃない。

ジミンは、いつだって私のことばかり。

なのに私は……

『逢いたい…、ジミンに…』

今更、逢ってくれるかわからないけど…。

YG「ジミンも、本当は、ずっと逢いたがってた。」

今は、ユンギさんの言葉を信じたい。

『ジミンのいる病院って…』と、聞こうとした時

ガチャ……！

？「あ、ジョングク！」

リビングの扉が開いて

肩幅の広い男の人が入ってきた。

YG「あ、ジンヒョン」

JK「ジニヒョンおつかれさまです！」

JN「おつかれさまじゃないよ！ジョングクがした事なのに、ジミンに携帯返しに行ったら僕が怒られたよ！もうジミンぷんぷんで本当に病人か！ってレベルだったんだから！もうっ！！！

って、あ！本物のAちゃんだ！」

ズカズカ入ってきてマシンガントークしたジンさん？は、ようやく私に気づいたみたいで

JN「初めまして！ジンです。ふふっ、Aちゃんの写真何回もジミン見せられてたから初めましてに感じないっ！笑笑」

なんて、言われた。

JN「あ、Aちゃんに、ジミンから伝言預かってきたよ」

『え….』

何て言われるんだろう。

テヒョンから逃れたくて

都合よく逃げてきた私。

多分、

ジョングクが彼氏のことを知ってるから

ジミンも知ってるはず。

帰れとか言われるのかな、

でも、それが正当な答えだ。

こんな女面倒だし、御免だろう。

この際、何を言われてもいいと

私は、覚悟してジンさんを見た。

JN「今すぐ逢いに来て。だって」