君しか。BTS短編集 (ページ39)

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今すぐ逢いに来て。JM ページ39

『お邪魔します……』

ジョングクの家は中に入ると外観以上に広かった。

JK「ココア入れてくるから適当に座ってて」

そう言われたからリビングのソファーに座ってジョングクを待つことにした。

ガチャ…

トントントン

玄関から誰かの足音が聞こえて来て

それは、近くで止まった。

顔を上げると

？「あれ、どちらさん？って、あぁ。」

髪も肌も白い男の人が私を見ていた。

『えっと……』

JK「あ、ヒョンだ！」

私が挨拶しようとした時良いタイミングでジョングクがココアを持ってきた。

JK「ユンギヒョンおかえりなさい！」

おかえりって事は、

ユンギさん？もここの住人なんだろう。

YG「おぅ、」

ジョングクのキラッキラのおかえりを塩対応したユンギさんは、それからすぐに

YG「荷物置いてくる」

と廊下に戻って行った。

JK「ヌナ肩に力入りすぎ(笑)ヒョンああ見えてすごい優しいから怖がらないでね？」

ジョングクは、ココアを私に渡すと

JK「よいしょっと」

私の隣に腰かけた。

JK「何から話せばいいかな…」

なんて独り言が隣から聞こえる。

JK「……ぶつぶつぶつ」

『……』

ジョングクは相当悩んでるのか

隣でぶつぶつ言い始めた時

YG「いいから最初から話せば」

JK「あ、ヒョン」

ユンギさんが木箱を持って戻ってきた。

それから私の隣に座り

YG「手。」

『…、え？』

YG「傷の手当てしてやるから、手かしな」

と、私の手を取り木箱を開けて手当てを始めた。

口数が少なくて冷たいオーラがあるけど

ジョングクが言う通り

ユンギさんは、いい人だ。