君しか。BTS短編集 (ページ1)

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女心とやら。JK ページ1

はぁ…………

ちっとも分からない。

何が分からないかって？

黄金マンネでもわからないこと。

それは女心。

ドタドタ階段を上がってくる音。

はぁ………

また始まる。

ばんっっっ………！！

勢いよく開く俺の部屋のドア

そしてズカズカと部屋に入ってくる

俺の好きな人。

A「なんでグクはいつもそうなの⁉」

JK「なんでお前にそんな事で怒られなきゃいけないの⁇」

A「そんな事？！あんな振り方したら勇気だして告白した子が可哀想だよ！」

JK「毎日毎日違う奴から呼び出されたらめんどくさくもなるだろ！」

でも俺たちは付き合ってはいない。

お隣さんであり、ただの幼馴染。

A「だからって皆がいる前で言う必要ないじゃない！！！女心を理解しなさいよ！」

正直、好きと伝えたことはないが

今まで気づかせるような事は

いろいろしてきたつもり。

JK「はぁ………」

なのに、こいつは全然分かってない。

いや、気づいてるよな？って事もあったし

Aも俺の事が好きって

Aの兄でダンス仲間の

ジミニヒョンから聞いたから

絶対両想いなはずなのに

いつも俺の事で恋愛相談されてる側。

もはや恋愛相談窓口化している。

なんなんだよ。

Aの不機嫌そうな顔を睨みつけていると

A「なによ…」

なんて睨み返してくるから

JK「いつもいつも俺の事で相談されてるAの仕事も減るし、別にいいだろ」

A「別に嫌だと思ったことn……

JK「嘘つき。」

なんかもう悔しいから遮るように言った。