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午後からはびっくりするくらい仕事にならなくて
とんでもないポンコツ野郎だった
お昼のあの話は本気なのか
まさかの冗談のつもりだったのか(ほんとに笑えないヤツ)
悩んだって答えは出るはずもなく
結局、定時のチャイムと同時に私の席までやって来たホソク先輩が、コソコソとケータイの番号を渡しながら「じゃあまた後でっ☆(ウィンク付き)」って言って来たから、
あぁ、本気だったんだな……
と理解した
ホテルに着いて、少ない荷物を簡単にまとめながらも、なかなか実感が湧かない
私、これからホソク先輩のところで暫くお世話になるんだよね
うわーーまじかーー
お金浮くのは正直有難いし、しかもあのホソク先輩のお家だし(嬉し恥ずかしっ)
私にとってはバンバンザイな話だけど
先輩は何でこんな面倒引き受けてくれたんだろう
究極のお人好しなの???
それとも、、、もしかして、、、
いや。
いやいやいや。
それはないな。うん。
ていうか身の程わきまえろよって話よね。
……止めよう、くだらないこと考えるの。
そんな事をグダグタ考えていると、
ブーン、ブーン、、と、登録されてない番号が表示されながら、マナーモードのケータイが鳴って、ドキリとする
先輩だ…!
大急ぎでロビーに降りると、
「お待たせーー!!!」
と、疲れを感じさせないテンション高めなホソク先輩(流石です)
「すみませんっこちらこそお待たせしました!」
「全然!じゃ行こっか♪これ持つよ〜?」
ひょいと私の荷物を持ってくれる先輩
ニコッと笑うお顔が可愛くてキュンっ
あぁ。。。
優しいし可愛いし最高っ!!!
電車で一駅だけ会社の方に戻ると、駅から5分もかからない好立地な場所に立つマンション
「うわーーほんとに駅近だぁ。」
「駅近だよ〜〜朝はダッシュで2分半!笑」
「寝坊し放題ですね笑」
「そうそう。おかげで寝起き30分とかで仕事する事になるから、午前中割と毎日ボヤッと仕事してるww」
そんな下らない会話をしながら部屋まで到着
「はいドーゾ!あ、ちょっと汚いかもだけどww」
と、通された玄関が、ワンルームだった私の元部屋の倍はありそうで、驚きを隠せない
ていうか、この部屋最上階だし玄関の時点でファミリー向け感満載なお部屋だよね……
先輩何者っ??!
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作者名:+はぴこ+ | 作成日時:2017年10月31日 18時