ホソク先輩に拾われました (ページ17)

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クラッカーにクリームチーズやドライフルーツを乗せたものや、野菜スティックをテーブルに出すと、「レストランみたいっ！」と大騒ぎな先輩

いちいち褒めてくれるのが照れ臭いけど素直に嬉しい

「じゃーん。今日はコレを飲みたくて準備したんです(笑)先輩も飲みます？」

そう言って買ってきたワインを出すと、何だか分かりやすく動揺しだす先輩

「あ、お酒はダメですか？他のものが良ければ…」
「あ！いやいや！うん俺も飲もうかな～～！」

ほんと？
結構分かりやすく動揺してたけど、、、(汗)
無理してない？

「お酒苦手なら炭酸水もありますよ？」

ワインを注いでくれる先輩にもう一度確認をするけど、

「苦手ではないよ！普段飲まないからどうしようかなぁって思っただけ！笑笑」

と、いつも通りの様子

・・・うーん。気にする事ないのかな。
そもそも変なのはいつもの事だし←

「「一週間お疲れ様でしたーー！」」

んんーー、美味しい！

スーパーで買ったワインだけど、実はちょっといいのを買ったのだ♪

これは私の財布からお金を出したし、
居候とはいえ、少しくらいゼータクしてもいいよね！

先輩も、「これ飲みやすいねー」なんて言いながら上機嫌だし。

「そうだ。明日はマンション探しするの？」

「はい、そのつもりです。この辺り立地は抜群にいいんですけど、その分値段も高くて。予算オーバーなんですよね。
なので、駅近は諦めてもう少し広範囲で探してみようかなと思ってます。」

駅から離れるのは辛いけど、お金には変えられないしね(涙)

「うーん。金額の事もあるだろうけど、女の子だし駅から離れるのは夜道とか不安じゃない？」

「いや、まぁ、、そうですけど。でも、夜道不安がるような年でもないですしねっ(苦笑)」

女の子って・・・。

この人時々こうやって人を無駄にドキマギさせるんだから。

「そんな事言ってー！お金だけじゃなくて、ちゃんと周りの環境とか隣近所の人とか駅からマンションまでの道が危なくないかとか、総合的に判断しないといけないよ？
あぁーー、何だか心配だよ。俺も明日一緒に探そうか？」

「えっ？！いやいや、そんな。悪いですし、自分でちゃんと見て決めるんで大丈夫ですよ？？」

先輩明日はダンスの練習って言ってたし。
家探しに付き合わせるなんて、申し訳なさ
すぎる(汗)

必死に断ったけど、そんな風に言ってくれるのは有難いな

久しぶりにワインを飲んだからかな、

ふわふわドキドキした気持ちになる