ホソク先輩に拾われました (ページ12)

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ほんとあの人やな性格してるよっ
人が嫌がることばっか言ってきて楽しんでるんだから！

「Aちゃん…大丈夫？？」

ちょっと困ったような笑顔で、優しく覗き込むように聞いてくれる先輩

「あーー、はい。大丈夫じゃないけど大丈夫です。」

「大丈夫じゃないの？(笑)ヒョンはAちゃん大好きだからなぁwwついいじめたくなるんだろうね。」

「大好きって……」

先輩、どこをどう見たらそんな考えに至るんですか(呆)

「あ、そうだ。ホソク先輩、」

エレベーターはあっという間に私たちのフロアに到着し、先に降りていく先輩に聞いておかないといけなかった事を思い出して呼び止める

「あの、今日何時に帰ってきます？」

「え、？」

キョトンとした顔をしたかと思ったら、みるみる真っ赤に染まる頬を不審に見る

ん？？
私なんか変な事言った？？

「えっと、、先輩の帰りに合わせて、ご飯準備しようかな、と。」

「あ、あぁあぁ！！ご飯の時間ね////！！」

「ちょ、先輩声大きいっ、、！」

社内だし誰かに聞かれて変に思われたら困るから小声で聞いたのに、声デカすぎだからっ！

「うわぁっ、ちょちょちょAちゃん？？！////」

チーーン・・・

「あ、」

となりのエレベーターから降りて来た二人と目が合う

「・・・で、お前ら一体ナニやってんの？」
「うわっAってばwww」

へ？？

いや、見ての通り声のデカい先輩の口を必死に抑えてるんですけど。

と、言おうとして、
改めて自分の状態を確認したら、ちょっと、いや、結構、恥ずかしい事をしてるんじゃないかという事に、
気付き、マシ、タ、、、/////

バッ！！

「ゴ、ゴメンナサイ！！

「い、いや俺こそ声デカくてごめんっ////あ、帰りの時間だよねっ。えっと、今日は一つ会議があるけどそんなに時間かからないと思うから、7時か7時半には帰れると思う。」

「は、はい了解です。ではその時間の予定で準備しておきますね。」

「うん。よろしくお願いします。」

にこっと照れ隠しみたいな笑顔に、胸を打たれる

可愛いよぉぉぉ

「はぁーーー。二人してモジモジして。・・・新婚夫婦の会話かっつーの。」

…ぶつくさ言いながら私たちの前を通過していくユンギ先輩

ほんっと憎まれ口しか言えないのかこの人は！！！