月曜からミラクル (ページ28)

今日:12 hit、昨日:1 hit、合計:29,665 hit

恋１ページ28

「あぁぁぁぁ。どぉぉしよぉぉぉぉ。(涙)」

「どーしたのよ。今日はまたやけに荒れてるねAちゃん。
最近やっぱり何かおかしいよ？私で良ければ相談乗るし何でも話してみな？」

顔を上げると、心配そうな顔の先輩

この天使みたいな優しい先輩に、

『私、天使みたいなアイドルに本気で恋しちゃったイタイ女なんです…(涙)』

なんて言ったら、優しく慰めてくれるかな。

・・・はぁ。

昼休み、ケータイを見ると案の定ジミンちゃんからラインが沢山来てて、苦しくてどうしたらいいのか分からなくて、とりあえず胃が痛い(涙)

・
・

ジミンちゃんに気持ちを上げ下げされる毎日にだんだん疲れてきてた頃、思いがけない連絡が来た

その日は珍しく電話だったから、ドキドキしながら出たら、「ヌナにあいにいくよぉぉぉ！」っていうまさかの展開

もうきっと一生会う事なんてないんだろうなって思ってたし、そもそもこのよく分からない『オトモダチ』関係自体、ジミンちゃんが飽きちゃえばおしまいなんだよな…っていう超ネガティブモードだったから、正直かなり嬉しかった

でも・・・

電話を切った途端訪れる虚しさは半端なくて、

もう、気持ちを無視なんか出来ないくらいとっくに好きになってて、

でも、私たちがどうこうなるなんて叶うわけないって事も重々承知してて、

そんな風に考えたら、どうしようもなく辛くて悲しくて、年甲斐もなく涙が出た

そしてその日から、私はジミンちゃんを避けるようになった

まぁ物理的に離れた所にいるから、避けるっていうのもおかしな話なんだけど。

連絡が来ても、返事はその日の夜か次の日に送ったり、電話には出なかったり

私が勝手に好きになっちゃって、何にも知らないジミンちゃんに対して失礼な事してる自覚はすごくある

逃げてるだけだっていう情けなさもある

でも…ダメなんだ、どうしても

100%叶わない恋に全力で向き合えるほどの勇気も度胸も私にはないし、結局自分が一番可愛いんだもん

傷つく辛さも知ってる

そうして、逃げて逃げて今日になってしまった

ラインを思い切ってあけると

「遅くなっても待ってるから会いたい」
って……

「うぅぅっ。。。(涙)」

「ちょっ！本当どうしちゃったの？！Aちゃん泣かないで～～っ」

こんなのっ・・・

好きになるに決まってんじゃんーーーっ