大好きな君 (ページ20)

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成長ページ20

マイキーside

中学校とは違って高校は単位取らねぇと卒業出来ねぇからいくら機嫌悪くても学校すぐ休めねーし高校だりーって思ってたけど

｢マイキー、ニヤニヤすんなよ気持ちわりぃな｣

もうここ最近は人生楽しくて仕方ない

｢別にいーじゃん！ところでケンちん、エマといつになったら付き合うわけ？｣

｢お前らが早すぎるだけだろ。…俺は慎重にいきてぇんだよ｣

そーだ。ケンちんにずっと聞きたいことあったんだった

｢ケンちん、真面目な相談なんだけどさ｣

｢なんだよ｣

｢手、出すのってどれくらいまで我慢したらいいのかな｣

いかにも男子高校生ならではの悩みだけどめちゃくちゃコレで悩んでんだよな

実際今日の朝も手出しかけるとこしたし

｢お前それ俺に聞くか？？？まだ付き合ってすらねーのに｣

｢ケンちんだったらどれくらい我慢する？｣

｢知らねぇ俺に聞くな｣

顔を赤くしてそっぽを向くケンちん。もしかして…

｢へぇ〜。エマとするの想像してんの？顔赤いけど｣

いやー、本当はもうすぐ手出したいレベルだけどAだって心の準備とかあるだろーしなー。

｢やべもう昼休み終わるじゃん｣

ホントはこのままサボりてーけど2年の最初のうちサボってたら後からサボれなくなるから我慢して教室に戻るか

｢……3ヶ月。｣

｢は？｣

｢俺だったら3ヶ月は耐えるぞ。｣

そう言い残して去るケンちん。さすがにその言い逃げは面白い

｢帰ったらエマに言っとくー。｣