大好きな君 (ページ13)

今日:1 hit、昨日:3 hit、合計:14,234 hit

頑張れ私ページ13

貴方side

絶対ボロ出すなよ自分。

てか何が良くて自分の好きな人と恋バナしてんだろ！！

｢えー！！だって気になんじゃん！！教えてよ〜！どこ高？！｣

まあ、高校くらいならいいか

『万次郎と同じ学校』

その瞬間頬杖をついていた万次郎の顔が手からずるっと落ちる

｢はぁ！？！？なおさら誰！？だー！！！もう名前言えよ名前！！！｣

『名前は無理！！！！私はいいから万次郎の恋バナ聞きたい！！』

万次郎、絶対好きな人いんだろーなぁ。ケンちんと話してるんだもんな

｢んーー、じゃああと2個教えてよ！何年？？部活は？｣

『…2年。同い年です。部活入ってない』

｢へぇ。なるほどね。｣

なんだこの含みのある言い方は。めちゃくちゃ怖いぞ

『ま、万次郎の好きな人は？？』

｢もういる前提じゃねぇか。まぁいるけどさ｣

んぐっっっ、やっぱりそうか。あんまり聞きたくないな。めちゃくちゃ複雑

いやいやいやいや、なにネガティブになってんの私。この世に女は大量にいるんだから、宝くじ当たるくらいの確率かもだけど私かもしれないんだよ！？！？

……ぎゅーもされたんだよ！？！？

なんて自分に言い聞かせて

『それじゃあ、学校と………その子の事はいつから好きでしたか？』

｢面接みてぇじゃん！うーん、Aと同じ学校！同い年！部活入ってない！めちゃくちゃ可愛い！！154センチ！多分10歳！！｣

うんすごい単調だし歳も部活も顔の良さも身長もご親切に教えてくれたよこの人

『お、身長私と同じじゃん〜。親近感！！』

全然親近感とか感じないけどね！！！むしろ万次郎にこんだけ思われてて妬ましい！！

｢あー間違ってなんかいっぱい喋っちゃったから俺も聞いていい？｣

コイツ、絶対策略だ。