そうまでして欲しいもの ページ48
トロピカルジュース片手にゴンたちの方に出向く。
「や、お待たせ！」
汗だくの私を見てか、キルアとレオリオは蛞蝓でもみるような目で私を愚弄する。
走ったもん、汗かくのは当たり前でしょ！！！
対するゴンは……
うん、わかってたよ。天使。ずっとニコニコしてる。
「久しぶりーってほどでもないよね、なんだかずっと一緒にいたからちょっと会わないだけでこんなに寂しくなるなんて」
おーっと、おっと……？？？
「私も寂しかったぁぁ！！寂しくて死ぬかと思った！！！！」
「アンタの死ぬは軽いだろ……。つぅかゴンも今はそんなことどうでもいいだろ。
こいつに説明してやれよ。」
「え、ちょっと見ないうちに辛辣になった？」
「しん、らつ？？
あのね、A！」
ピリピリしてるキルア。可愛いゴン。
そしてなぜいるのか分からないレオリオ。
私、嫌な予感する。
真剣な目で語るゴン。
「つまるところ、その幻影旅団っていうのと接触すればいいの？」
「うん。手っ取り早く稼げる方法なんだ。」
「ねえ、そんなにお金を欲しがる理由ってなに？
幻影旅団って私の記憶が確かならA級犯罪者集団だよね？シングルハンターでさえ手が出せないような。」
「それを私たちみたいななんの功績もないハンターが捕えられると思う？
もし向こうのグループが私たちみたいに仲間意識が強かったらそれこそ袋のねずみよ。」
「そうまでして、欲しいものって何？」
怒ってるわけじゃない。
ただ、自ら危険に首を突っ込むのはやめて欲しい。それだけ。
「ゲームが欲しいんだ。
世界に数個しかないゲーム。実はジンがーーー」
「グリード、アイランドのこと、だよね？」
この子はいつまでもジンの背中を追うのか。
ジン、中途半端なことばっかりしてないで、しっぽ掴ませたんなら
自分の存在をそこに残したなら
後始末くらい自分でやりなさいよ。
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ヴィズ(プロフ) - キラさん» コメントありがとうございます！嬉しいです…！更新します！頑張ります！ (2019年2月2日 9時) (
レス) id: 325ec06872 (このIDを非表示/違反報告)
キラ(プロフ) - とっても面白いです！！更新されるのを楽しみに待ってます！頑張ってください！ (2019年2月2日 7時) (レス) id: 4b08e8e764 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヴィズ | 作成日時：2018年10月29日 3時
