震えることはないよ ページ14
「アイル=ケイテルはいるか」
花畑の小さな小屋に響く男の野太い声。
これは…当時の記憶？
「アイルさんなら街に買い物に行ったよ」
「ん？アイル=ケイテルに餓鬼なんて居たか…？
まぁ、そんなことはどうでもいいか。
いつ頃戻る予定だ？」
「多分、もうすぐ」
私の、覚えていない記憶なのかな。
それとも、作り出した記憶？
「A、帰ったよ！
今日はニシンのパイだよー！
Aー！・・・A？」
あれ、私どうしちゃったの？
さっきの男は？
「A！！！どうしたの！誰にやられた？！」
「アイルさ…ん、わかんない、男…アイルさん探してた、怖かっ…た、念能力者…」
血塗れ…目が、視界が、暗くなっていくのに…
何も見えなくなっていくのに…アイルさん…。
どうして私は忘れてしまってたの？
「A！！
A…？！」
「どうしよう、キルア…！
Aが死んじゃったら…！！！」
「バッ！変な事言うなよ！！兎に角、寝かせとくぞ！
明日病院に行くからな！」
ぁ、ゴンとキルア…。
大丈夫、お姉ちゃんは強いから…。
震えることはないよ、怖がることも、怯えることも…強がることもないよ。
お姉ちゃんがあなたたちを守るから。
でも、今は…休ませて。
身体が動かないの。
どうしてかな。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 127人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「HUNTER×HUNTER」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ヴィズ(プロフ) - キラさん» コメントありがとうございます！嬉しいです…！更新します！頑張ります！ (2019年2月2日 9時) (
レス) id: 325ec06872 (このIDを非表示/違反報告)
キラ(プロフ) - とっても面白いです！！更新されるのを楽しみに待ってます！頑張ってください！ (2019年2月2日 7時) (レス) id: 4b08e8e764 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ヴィズ | 作成日時：2018年10月29日 3時
