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「では一期一振の元へ私を案内しなさい」
あまりこう言う風に命令口調で話しかけるのは得意ではない。
でも、今は関係ない。そんなこと言ってる暇がない。
こんのすけは私の意を汲み取ったのか了承し、前を走る。
彼のペースに合わせ少し走ったところに見えた『粟田口派』と書かれた襖。
「ここの奥におります。それで、審神者様……本当によろしいのでしょうか」
「心配することは無いよ」
事前に持たされた脇差、中脇差と言ったところだろうか、
これを持たすくらいなのだから、“死”は自己責任なのだろう。
ったく、なんて手前勝手な野郎共だ。お灸を据えなくては。
機能不全本丸とはよく言ったものだ。
誰がこの本丸をここまでした?
前任者か?それもそうだが、問題はお前たちだ時の政府。
救えなくなるのはもう嫌だ。
「人間は心が弱いと思うのだよ、こんのすけ。」
「は、はい?」
「人間は弱い、力がない、心が弱い、体が脆い。
手前勝手で、目先の誘惑に負ける。おまけに善悪の区別もつかない、キミはどう思う?一期一振」
襖が開き、淡い水色の男性が姿を現す。
まるで、後ろの子らを守るかのように。
「気づいていらしたのか、とて、貴殿は何をしにこの部屋まで来た?
私に殺されにでも来たのか?」
やはり、人間不信。
後ろの子らもガタガタと震え上がったり、あれは脇差だろうか?キツネもいる……弱いものが脆いものを守る。
「すまなかった」
「はい?」
「前任という人間と、私という人間を一括りにされては困る。だが、同じ種族として、同じくこの本丸に配属された者として、謝りたい。」
「何を……、腑抜けたことをッ!!!」
抜刀された銀のソレは私の目の前に来るばかりか______、
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安奈(プロフ) - 何回も読んじゃうくらいハマりました。続編か番外編作って下さい。 (2021年7月24日 15時) (レス) id: 684d6cbe53 (このIDを非表示/違反報告)
ヴィズ(プロフ) - 玄さん» お褒めの言葉ありがとうございます!笑 (2020年8月6日 11時) (レス) id: faed2ccaa7 (このIDを非表示/違反報告)
玄(プロフ) - うわ尊!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!尊い!!!!!!!!!!エモい!!!!!!!!!!すげぇ!!!!!!!!!!すげぇ!!!!!!!!!!(語彙力皆無)あなたは神か、 (2020年8月6日 5時) (レス) id: c32115693c (このIDを非表示/違反報告)
ヴィズ(プロフ) - 美咲さん» わああ!コメありです!感想も励ましの言葉もありがとうございます!頑張ります(^O^) (2020年6月26日 10時) (レス) id: faed2ccaa7 (このIDを非表示/違反報告)
美咲(プロフ) - とても面白かったです!続きを楽しみにしてます!更新頑張ってください! (2020年6月6日 17時) (レス) id: f53a1d45b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ヴィズ | 作成日時:2020年2月14日 2時