ゴン ページ9
【クジャクソウ】
一目惚れだった
天空闘技場で出会った少年__ゴンくん
4つも離れていたけど 私はキミに恋をした
「ねぇ Aー!」
キルアくんと一緒にいるのに 私にも声をかけてくれる
彼は純粋。
「ん、なーにゴンくん」
4つ差だけど大して身長は変わらないし てか私が小さいんだけど
今日も距離が近いゴンくんに赤面を隠すように苦笑を浮かべながら返事をする
多分、キルアくんは気付いている
「もう!Aも行くんだよ?
オレと修行、しようね!!」
「アハハ 負けられないなー
お姉さん頑張っちゃうぞ!」
(また、お姉さんってーー)
修行 とは念のこと
私は既に念能力を習得し 応用技まで完璧に使える
が、彼等は違う ウイングさんという師匠の元で念を教わっているという
私はなんていうか助手みたいなポジションでいる・・・つもり
「ムスッ もう!早く行こう!!!」
何故かムスッとする彼に疑問を持ちながらも
手を引かれたので必然的について行くことに
彼の部屋でキルアくんも含め修行をしていたが
途中 キルアくんが空気を読んでくれ退室してくれた
「Aはオレのこと男として意識してる?」
なんて意中の人に言われれば私の心臓は鷲掴みされたようにドクンと高鳴る
「ゴンくん、それはどういう意味かな・・?」
「そのまんまだよ オレAに弟みたいに扱われてるし
オレだって男だよ?好きな子がこんなに近くにいるのに!!」
半ばやけに出されたその言葉に驚愕を隠せない私の脳
そして、『その証拠に、ほら』
なんて 私の手を彼の胸に押し付ける始末
ドクドクと生きている証のそれは素早く脈打っている
ああ、私と同じだな
「好き、なんだ」
「私も」
いつになく真剣な表情の彼にまた 一目惚れした。
(ーーー天真爛漫 一目惚れ)
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作者名:ヴィズ | 作成日時:2018年10月2日 0時