私は ページ21
依頼を受け、危険を顧みずにターゲットを殺す。
そんな仕事になぜ命をかけたのだろうか。
ネテロ爺ちゃんはハンターのなり方は教えてくれたけど、生き方は教えてくれなかった。
久々に…会いに行こうかね。
「約束しよう、クロロ。
この身に赤い血が流れる限りキミを裏切らない。」
「！！
やっぱり、あなたは変わり者だな。約束する。」
変わり者？何年も私に片恋するキミに言われたくはないよ。
「はは。」
私の第2の人生なんて…くれてやろう。
でも、その前にちょっとだけ。
「寄る場所があるんだ。
すまないが、何かあったらここに連絡してくれ。」
渡したのは名刺。
“A＝ルシルフル
CN 幻影の蜘蛛
どんな難易度でも仕事、承ります
連絡先は XXXまで。出ない場合もある。”
・
・
「もしもし？
爺ちゃん、私だよA。」
「…ワシはそんなデカい孫を育てた覚えはないぞ」
「いいじゃないか。
ちょっとくらいは甘えさせてくれよ わからないんだから。」
まともな親じゃなかったから、愛され方がわからない。
愛し方もわからない。
クロロ、キミはこんなに愛してくれるのに。
例えそれが母親代わりだっていいんだ。
「ふむ。」
「ねぇ、爺ちゃん。」
込み上げてくる分からない感情。
鼻の奥が劈く。
目頭が熱くなる。
なに、これ？
「A、ハンター協会においで」
「ﾋｯｸ ありがとう」
泣く、事なんてあったのかな？
覚えてる限りない。
でも、
こんなに安心出来たのは・・・・何年ぶりだろうね。
久しぶりの爺ちゃんは優しかった
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ヴィズ(プロフ) - 葉都利さん» わざわざコメントありがとうございます。励みになります。 (2018年9月29日 21時) (
レス) id: 54e78712b9 (このIDを非表示/違反報告)
葉都利(プロフ) - とても面白かったです。完結おめでとうございます！お疲れ様でした。 (2018年9月29日 21時) (レス) id: d7f528593b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヴィズ | 作成日時：2018年9月17日 22時
