私は ページ19
「なんだって答えるぞ」
質のいいテノールの言葉は、何故だろうね。こんなにも歳が離れてるのに落ち着くんだ。
でもね。
「なんで幻影旅団という名前にしたんだ？
私のCNに似すぎてるし、蜘蛛という別名も。」
仕事で使ってる名前は幻影の蜘蛛
似すぎてる。なぜだ。
「簡単なことさ。貴方を忘れないという意志を込めたものだからな。」
ませているとは思っていたが、これほどまでとは。
「聞きたくもないけど、幻影旅団の真の目的は？」
「言っただろう？貴方を奪うと。
察しが悪い猫ちゃんだな。」
「そんな歳じゃないんだけどね。」
「じゃあ、蜘蛛とは…なぜ生きる？」
答えようによってはキミについて行くよ。
キミが私の生きる意味になれば…私、解放される気がするんだ。この罪悪感から。
「オレにとっての蜘蛛というのはAだ。
例え、蜘蛛の手足がもげようとも 胴があれば蜘蛛は生きる。頭がなくなっても…手足がなくなっても、オレはそれでいいと思う。生かすべきは必ずも蜘蛛なのだから。」
この子の世界は私と言う人間にあってから色付いたのだろうに。
ごめんね…立派な人間になるよ私。
「気に入ったよ、でもねクロロくん。
胴は手足よりも脆いのだよ。」
私はもう、疲れたから…だからね、守ってね。そういう意味を込めて発言する…決めたのに、どうやら私の信念とは豆粒以下なもので。
「その分、手足…いや頭が良いからな。
着いてきてくれるか？A＝ルシルフル」
「着いていくよ、クロロ=ルシルフル。
その姓を忘れちゃいけないよ。」
「当たり前だ。」
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ヴィズ(プロフ) - 葉都利さん» わざわざコメントありがとうございます。励みになります。 (2018年9月29日 21時) (
レス) id: 54e78712b9 (このIDを非表示/違反報告)
葉都利(プロフ) - とても面白かったです。完結おめでとうございます！お疲れ様でした。 (2018年9月29日 21時) (レス) id: d7f528593b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヴィズ | 作成日時：2018年9月17日 22時
