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時は夕暮れ
そろそろホメロスの仕事がひと段落する頃。
Aはと言うと極度の緊張で既に精神が麻痺していた。
自分から誘ったくせに。
コンコンコンーー
「は、はい!どうぞ!!」
「A…」
「ホメロス様!仕事はもうお済みになられたんですか?」
「ああ だからこうして出向いたんだ
さあ、行くぞ 案内を頼む」
「わざわざご足労を…
はい!エスコートします!!!」
・
・
「ほぉ わざわざありがとなA」
「いえ、全く。」
レストランで食事をとること数分。
高級な食材にAの心は歓喜でしかない。
鎧姿のホメロスに鎧姿のA。
なぜ休暇にも関わらずAが鎧を着ているのか
それはホメロスの名誉といついかなるときでも魔物と対峙できるように という意味で着ているそうだ。
ホメロスの名誉・・・・なんとも彼女らしい答え。
一般市民も出入りするようなただのレストランに私服姿の2人がいたらそれこそ勘違いされてしまうからだ。
「いつもお疲れ様ですホメロス様!
ところでホメロス様…陛下が最近は平和だと仰っておりましたが、果たして本当にそうなのでしょうか?」
「どういう意味だ?」
「ただ、この所魔物の数が増えてきたような気がしたのです。
それに強くなってる気も。」
「・・・・口を慎め、A。」
「! すいませんホメロス様。」
(そうだよね、一般市民に聞かれていたら不安を仰ぐようなものよね。)
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ヴィズ(プロフ) - リリィさん» コメントありがとうございます!!嬉しいお言葉です、本当にありがとうです!!! (2019年1月10日 23時) (レス) id: 325ec06872 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ - ホメロスが好きになりました。ありがとうございました! (2019年1月10日 19時) (レス) id: 401a5e74b1 (このIDを非表示/違反報告)
ヴィズ(プロフ) - リオンさん» コメントありがとうございます!頑張ります(´∀`)待っててくださいね〜!!! (2018年11月28日 17時) (レス) id: 54e78712b9 (このIDを非表示/違反報告)
リオン - こんにちは!この作品とても良い内容ですね!!更新楽しみに待ってます!頑張って下さい!! (2018年11月23日 16時) (レス) id: 2014aa6b49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ヴィズ | 作成日時:2018年9月3日 5時