金色の将軍と白薔薇の騎士【ドラクエXI】

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この平和な世界！！

ああ、なんと素晴らしいことよ！！
ホメロス様、私はあなたに仕えることができて幸せです！

今日の夜はホメロス様と過ごす、考えただけで天に昇ってしまうほどの幸せを噛み締め
国唯一のレストランを予約しに行く。


カランカランーー

「いらっしゃいませ」

落ち着いた美女のトーンに頭がくらりと揺れ動く。
私もこれだけの美女だったらホメロス様と…。

いやいや、ホメロス様は女にだらしないなんてそんな筈ない！
誠実だからもっとこう、貴族の方と結婚するんじゃないかしら。

「あの、お客様？」

「あ、ごめんなさい！！
あの今夜予約したいんですけど」

「でしたら人数とお名前を伺っても…？」


「2人です、Aとホメロス様です！」

「ホ、ホメロス様？！
かしこまりました！ご用意いたしております！
お待ちしておりますね、A・・様」

「はい！お仕事頑張ってくださいね！！」

の言葉を最後にそこを後にする私。
にしても解せない…。

何がって、ホメロス様の名前を出した途端に顔色を変えることよ。
そんなにホメロス様が好き？！

いやホメロス様は充分それだけの価値がある偉大な人だけど…。

けど私だけが…って思ってしまうのはお門違いかなぁ

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