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数十分探してやっと見つけた本…。
「あった、ナサレーの日記！！」
ページを捲ってみれば…そこには。
“某日、私はナサレー。
偉大なる踊り子であり吟遊詩人でもある。
そんな私は後世に過去を残すためこれから日記を綴っていこうと思う”
「確かナサレーは凄腕の踊り子でどんな人間でも、
魔物でさえ虜にしてしまったという
伝説の…。」
“勇者、ローシュと名乗る者が私と旅をしたいと言ってきた。
やることもないし、魔物に支配なんかされたくないからついて行くことに。”
「・・・。」
“大魔法使いウラノスは心に闇のある人だった
勇者ローシュと賢者セニカたちの陰となって
それは日に日にどす黒く増した。”
“勇者が生まれた、ということは
魔王も誕生しているということ。
ローシュは懸命に生きた、強くなった。
旅のお供をする私も戦う必要がなくなった”
「ナサレーは戦っていなかった…ってこと？！」
“今日は邪な存在…邪神ニズゼルファとの決戦日。
正直、私は勝てないと思う
でもローシュなら…勇者の奇跡というものが…。”
「勇者の・・・・奇跡？！」
“ウラノスは変わってしまった。
いや、本性を現した
ローシュは死んだ 殺された。
荒れたセニカと雲隠れしたウラノス。”
“ニズゼルファの封印は現世で解かれるだろう。
きっと魔王と化したウラノスによって。
私は何も出来ない、セニカが行方不明になった。”
“勇者ローシュは賢者セニカと恋仲であった。
きっとそれは運命。”
「話が難しすぎる…よく、わかんないよ！！」
“この本は私の生まれ変わりとなるものに伝承するよう
封印することにした。”
「は？え、私がナサレーの？！
この本途中までしか読んでなかったから…。」
“最後に、私のことを記そうと思う
私の名はナサレー…。
ナサレー・A
踊り子であり、吟遊詩人でもある未来予知者。
愛おしい人のために世界と闘った者。
生まれ変わり…私の伝承者であるお前は
きっと真実に涙するだろう、お前の世で勇者の星と称えられているのはニズゼルファだ。
ウラノスによってそう伝えられたんだ
ウラノスは強い、そして頭がいい。
どうか、この世界に導きを
Aよ、勇者とともに剣を取り、勇者の星を破壊しろ。
そして…魔王ウルノーガを倒せ。”
“かつて私たちができなかったことを魔法の発達したお前達ならできる。
11人で破れ！！！！”
「ナサレー…貴方は・・・。」
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ヴィズ(プロフ) - リリィさん» コメントありがとうございます！！嬉しいお言葉です、本当にありがとうです！！！ (2019年1月10日 23時) (
レス) id: 325ec06872 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ - ホメロスが好きになりました。ありがとうございました! (2019年1月10日 19時) (レス) id: 401a5e74b1 (このIDを非表示/違反報告)
ヴィズ(プロフ) - リオンさん» コメントありがとうございます！頑張ります(´∀`)待っててくださいね〜！！！ (2018年11月28日 17時) (レス) id: 54e78712b9 (このIDを非表示/違反報告)
リオン - こんにちは！この作品とても良い内容ですね！！更新楽しみに待ってます！頑張って下さい！！ (2018年11月23日 16時) (レス) id: 2014aa6b49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヴィズ | 作成日時：2018年9月3日 5時
