金色の将軍と白薔薇の騎士【ドラクエXI】

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「準備が整いました
ところでホメロス様、クレイモランへは何をしに？」

「古代図書館に用がある」

「古代、図書館…。
私寒いの苦手なんですよね…。でもホメロス様がいるから大丈夫だよ、頑張れ私」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ


「ﾊｧ…A、何かあったら呪文でもなんでも使えばいいだろう？
準備は出来たんだ、行くぞ」


「は、はい！！」

私の、お守りしたい背中。
大好きな背中。


貴方とならどこへでも行ける、そんな気がする。

フラフラする体にムチを打つようにホイミをかける。
まぁ、当たり前のこと。ホイミなんかじゃ病気は治せない。



・



・


「あの、ホメロス様…！」

「なんだ？」

「大変恐縮ですが、馬で行くんですか？」

「ああ、別にいいだろう？
騎士たるもの、このくらいは楽勝だろ」



マジ、かよ
頑張れ私の体。
風邪なんかに負けるな…！！！
負けてもいいけど絶対ホメロス様の足は引っ張っちゃダメ！

「は、はい
楽勝、です！」

「ハッハッハ 冗談だぞA！
ルーラで行く 私の手を掴め」

え、ホメロス様の？！
恐れ多いけど…てか冗談んん？！

「えと…はい！ホメロス様！！」

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