弟よ、怖がるなかれ

朝の挨拶 ページ32

「おはよう クラピカとレオリオさん」

パッチリ目が覚めたクラピカとまだまだ眠そうなレオリオさんに
朝の挨拶をする

「ああ、おはよう」

「んぁーはよ」

上から、クラピカ レオリオさんの順で返してもらえた。


「ふふ ご飯、食べに行こっか」


零れてしまった微笑みに多少なりとも驚きながら
朝食に誘う
答えは勿論OK 朝食はーーなんだろうね


「2人とも昨日はよく眠れた？」

朝はやっぱりパンだよね
ということで作らせたパンを頬張りながら目の前にいる2人組に聞く

「まァな」

「ああ」


男の子なんだな･･･
短く終わらせるその返事で実感出来た


『Aは？』なんて聞かれたから勿論ぐっすり
と答えた



「ああ、でもあのベンチで寝たからちょっと体が痛いや」

と言うと 2人は苦笑してドンマイと告げてくる
あははは ホントにドンマイだよ。


「ーーーーふぅ ご馳走様
さて、2人とも私は我が弟にご飯を食べさせてくるよ」


「おう」

「行ってらっしゃい」



その言葉を背後に パンを3つ包みゴンを探すことに



全く、あの子ったら何処にいるのやら

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