耽美 ページ29
夜景をみつめる どの光景もとても耽美だ。
まさに、美の至高。
「アイルさん 何処にいるんだよ」
窓に反射する自分の表情は なんとも言えぬ苦虫を噛み潰したような
そんな表情だった。
「私は…もっと」
言葉が出ない。
息が詰まる 何も出来ない、無力な私。
飛行船からの夜景はなんて美しいものなのか。
煌びやかに光り輝く 明かり。
和桜ｰｰ
ジャポンと呼ばれる国の民族文字で書いたあなたの名前は…アイルさん。
あなたみたいで美しいよ。
「ジン、弟はみつけたよ
でも アイルさんはまだ見つからない」
そんな呟きはあの美しい景色に吸い込まれたように
消えていった
なんて無力なんだ。
もっと優秀だったら私は貴方の元へひとっ飛びだろう
早く、会いたいよ…師匠。
・
・
夜景に魅了された人がAの他に二人。
「うわぁー！！！」
「すげぇ」
「宝石みたいだね」
ゴンと、キルアだ。
「キルアのさァ」
「んー？」
「キルアの父さんと母さんは？」
ゴンと呼ばれる少年は綺麗な白髪に選ばれたキルアに彼の家族事情に疑問を叩いていた。
「生きてるよ 多分」
「何してる人なの？」
「殺人鬼」
対して、キルア少年は目を鋭くさせ その疑問に対し応答していた。
「両方とも？」
「あはははは」
ゴンの想定外な反応にキルアは笑いをこらえきれず
吹き出してしまった。
「面白いなお前
マジ面でそんなこと聞き返してきたの、お前が初めてだぜ」
それもそのはず、殺人鬼の息子が自分のそばにいるとなれば
自分さえ殺されてしまうと普通の子なら怯え怯むはず。
「え？だって本当なんでしょ？」
「なんでわかる？」
ゴンの真っ直ぐな瞳にキルアは鷹のような鋭い目で
見つめ返した
「なんとなく」
返ってきた答えは案外 単純なものだった。
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稲荷神(プロフ) - いえいえ！全然大丈夫ですよ！ (2020年1月17日 13時) (
レス) id: 1d66bb4671 (このIDを非表示/違反報告)
ヴィズ(プロフ) - 稲荷神さん» 不快に思われたのなら申し訳ございません。 (2020年1月17日 13時) (レス) id: faed2ccaa7 (このIDを非表示/違反報告)
稲荷神(プロフ) - あの、恐れるなかれではなく、恐る事なかれでは？実質これが使う用語と聞きましたし言葉が少しずれているのではないでしょうか。 (2020年1月17日 13時) (レス) id: 1d66bb4671 (このIDを非表示/違反報告)
ヴィズ(プロフ) - さんさん» やった！！さんちゃんありがとう！ (2018年9月29日 22時) (レス) id: 54e78712b9 (このIDを非表示/違反報告)
さん - いやー、面白いですよー。 (2018年8月24日 15時) (レス) id: 39e0bdc53d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヴィズ | 作成日時：2018年2月19日 0時
