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朝の10時になったところで、会議室にはぬらりひょんを含め、メンバーの全員が集合していた。
gr「では、ぬらりひょん様を交えて、会議を始める。」
会議の内容は、八岐大蛇の痕跡の見つかった神社についてと、その調査を誰が行くのかを決めるものであった。
関西に拠点を置くメンバー達にとって、東北地方に位置する神社までは、少し長旅となりそうだった。
ut「まあでも、今の時代は新幹線があるからな。数時間もあれば着くで。」
ぬ「うむ。人間は何の力もないと馬鹿にしておった、昔の若かりしワシを殴りたいもんじゃ。妖怪のワシらでも、新幹線の速さには敵わん。」
しみじみと頷くぬらりひょんの姿を、エーミールが苦笑いを浮かべながら、相槌を打っていた。
gr「調査はまず1週間。その後は一旦帰り、報告内容を確認しつつ、メンバーを吟味して、1ヶ月の調査に入ってもらう。」
tn「今回の会議では、その最初の1週間の調査に行ってくれるメンバーを決める。」
なるほど、や、分かりました、など各々が返事をしていた。
gr「てことで、行きたいやついるか？」
メンバーは顔を見合わせながら、誰も手を挙げずにいた。
sha「ショッピ君とチーノ、行ってみたら？」
kn「なんでや？」
sha「仲良いからなんとなく？」
rb「なんとなくで言うな！w」
shp「大先生はどうなんです…？」
ut「俺には女との予定が…」
rb「はぇ〜。」
ht「またぁ…？」
皆ががやがやと騒ぎ始めたところで、グルッペンがぬらりひょんを見た。
gr「ぬらりひょん様は、何か助言などはありますかな？」
それまで目を瞑って黙っていたぬらりひょんが、片目だけを開けてグルッペンを見る。
ぬ「いや、まだ最初じゃからな。皆のことも何も把握しておらんから、わしからは何も言えん。じゃが強いて言えば……」
ぬらりひょんはゾムの方を両目を開けて、じっと見た。
ぬ「あやつは、連れていきたいのう。」
グルッペンはぬらりひょんの視線の先にいるゾムを見る。
gr「と、いうことだそうだが。ゾム？」
普段から優秀なゾムに白羽の矢が立つのは、メンバー達も納得しているらしく、反対する者は誰もいない。それ以上に、ぬらりひょんからの指名であるから、ゾムが行くので決まりだろうな、と皆が予感していた。
だが、ゾムは少し間をおいてから、口を開いた。
zm「俺は…俺は行きたくない。」
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舞茸(プロフ) - お待たせいたしております(-_-;)子供の新学期準備に、謎の喉の違和感と咳に投稿が滞っておりました。お楽しみ頂いている方には、本当にお待たせしてしまい、申し訳なく思います(_ _;)これからどんどん投稿してゆきます！！読んでいただき本当にありがとうございます！ (2022年4月27日 0時) (
レス) id: b96c8fba01 (このIDを非表示/違反報告)
レイ - 次の投稿楽しみにしています。お体にお気をつけて (2022年3月30日 21時) (レス) @page32 id: 2020323a87 (このIDを非表示/違反報告)
舞茸(プロフ) - 気づくのが遅くなり、申し訳ありません！！わざわざ投稿、ありがとうございます！！育児中のため、更新が遅いです、ご了承下さい。ですが感想頂くだけで、とても励みになります！投稿、頑張ります！ (2022年2月18日 1時) (レス) @page32 id: b96c8fba01 (このIDを非表示/違反報告)
鴉 - ゾムさん、かっこええ...。 (2022年1月20日 12時) (レス) @page23 id: 9e2a714ff1 (このIDを非表示/違反報告)
ロクロ - 面白い！見つけられてよかった！ (2021年12月22日 18時) (レス) id: 9754f34744 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：舞茸 | 作成日時：2021年11月7日 22時
