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オスマンは狐の妖怪であった。
その当時、妖狐族の長の息子として生まれたオスマンは、最古の妖怪とされている八岐大蛇の暴挙を、我々、妖怪たちにも被害が及ぶのではないか、と父と共に危惧していた。
そして各地の妖狐族と連携しながら、八岐大蛇の情報を集め回っていたのだった。
妖狐族の情報網を使い、ようやく、オスマンを含めて、グルッペンとトントンは八岐大蛇に出会った。それは集落を襲った後の八岐大蛇であった。
八岐大蛇「……………」
紅い目をした、妖力の漲った巨大な蛇がそこにはいた。
三人は圧倒されて、立っていられず、膝をついた。
それをじろり、と見た八岐大蛇は口角を上げた。
八岐大蛇「……我を見て立っていられないとは…小童よのう…」
八岐大蛇は三人を見下し、満点の星空を背にして、闇に消えた。
※
gr「どうにかして、八岐大蛇の暴挙を止めようとしたんだ…だが相手にならなかった」
グルッペンの話を聞きながら、メンバーはそれぞれに複雑な顔を浮かべていた。
gr「あいつの妖力を前にして、倒さなければ人間だけじゃなく俺達、妖怪も殺られる、と確信した。その後もどうにかして倒す方法を、色んな妖怪や協力的な人間達と探し回った。」
グルッペンが話す中、オスマンが立ち上がり、コーヒーを入れ始めた。それを見たエーミールは手伝おうと席を離れた。
それを横目で見ながら、グルッペンはおもむろに端末を取り出した。
gr「そうか、もう19時か。腹が空くわけだな」
端末を机の上に置くと、グルッペンはオスマンの方を見た。コーヒーの良い香りが漂ってきた。
ut「…んで倒す方法、見つけたんかいや？」
オスマンやエーミールがコーヒー入れ始めたことで、空気が緩み、さすがに我慢できなくなった大先生が、煙草に火をつけながら、先を促した。
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舞茸(プロフ) - お待たせいたしております(-_-;)子供の新学期準備に、謎の喉の違和感と咳に投稿が滞っておりました。お楽しみ頂いている方には、本当にお待たせしてしまい、申し訳なく思います(_ _;)これからどんどん投稿してゆきます！！読んでいただき本当にありがとうございます！ (2022年4月27日 0時) (
レス) id: b96c8fba01 (このIDを非表示/違反報告)
レイ - 次の投稿楽しみにしています。お体にお気をつけて (2022年3月30日 21時) (レス) @page32 id: 2020323a87 (このIDを非表示/違反報告)
舞茸(プロフ) - 気づくのが遅くなり、申し訳ありません！！わざわざ投稿、ありがとうございます！！育児中のため、更新が遅いです、ご了承下さい。ですが感想頂くだけで、とても励みになります！投稿、頑張ります！ (2022年2月18日 1時) (レス) @page32 id: b96c8fba01 (このIDを非表示/違反報告)
鴉 - ゾムさん、かっこええ...。 (2022年1月20日 12時) (レス) @page23 id: 9e2a714ff1 (このIDを非表示/違反報告)
ロクロ - 面白い！見つけられてよかった！ (2021年12月22日 18時) (レス) id: 9754f34744 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：舞茸 | 作成日時：2021年11月7日 22時
