信じとるよ ページ1
zm「トントン!!」
身長の高いトントンの早歩きにも屈せず、ゾムは会議室を出て、トントンに追いついた。
予想していなかったのか、トントンは驚いた表情でゾムの方を振り返った。
tn「ゾム…お前、ついてきてたんか…」
zm「本気で…本気で抜ける気なんか…?」
ゾムの言葉に、トントンは黙り、下を向いた。
その様子に、ゾムはふぅと息を吐くと、少し考えてから、提案する。
zm「トントン、飯行かへん?」
もうこんな時間やし、と時計を見せた。
pm18:43と表示されていた。
tn「………そうやな、話したいこと、色々あるし…」
そういうと、二人はどこへ行くかと話し始め、屋敷を出て、店に向かったのだった。
※
wrwrdのメンバーはそれぞれが別の仕事に就いていた。
IT会社の社員、大学教授、教師、消防士、国家公務員、ジムのインストラクター、トリマー、警察官、救命救急士、棋士など多様である。
それは妖怪が自立して、この時代を生きていくために必要なことであった。妖怪もそれぞれ、時代の波に乗っていた。
だが、必ず、力を使いたがる妖怪は、どの時代にもいるわけで。力の影響の大きさは、妖怪によって大中小と様々あったが、その被害は人間だけでなく、同族の妖怪たちにも及んでいた。
弱き者は殺される、それが妖怪の世界の暗黙の了解であるからにして、弱い妖怪は力無く殺されたのである。
度が過ぎれば、秩序のバランスを崩す。
そこで、力を使い、暴れたがる妖怪を退治し、人間と妖怪が共存するための道を切り開く組織、それがグルッペンが起こした組織であった。
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舞茸(プロフ) - お待たせいたしております(-_-;)子供の新学期準備に、謎の喉の違和感と咳に投稿が滞っておりました。お楽しみ頂いている方には、本当にお待たせしてしまい、申し訳なく思います(_ _;)これからどんどん投稿してゆきます!!読んでいただき本当にありがとうございます! (2022年4月27日 0時) (レス) id: b96c8fba01 (このIDを非表示/違反報告)
レイ - 次の投稿楽しみにしています。お体にお気をつけて (2022年3月30日 21時) (レス) @page32 id: 2020323a87 (このIDを非表示/違反報告)
舞茸(プロフ) - 気づくのが遅くなり、申し訳ありません!!わざわざ投稿、ありがとうございます!!育児中のため、更新が遅いです、ご了承下さい。ですが感想頂くだけで、とても励みになります!投稿、頑張ります! (2022年2月18日 1時) (レス) @page32 id: b96c8fba01 (このIDを非表示/違反報告)
鴉 - ゾムさん、かっこええ...。 (2022年1月20日 12時) (レス) @page23 id: 9e2a714ff1 (このIDを非表示/違反報告)
ロクロ - 面白い!見つけられてよかった! (2021年12月22日 18時) (レス) id: 9754f34744 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:舞茸 | 作成日時:2021年11月7日 22時