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zm「んで、俺が今、エミさんに聞きたいのは…」
kn「この作者が誰なんか、気になるよな」
コネシマに言葉を遮られ、ゾムは口をつぐんだ。
em「そうですね…作者も不明、あと私が気になったのは…」
エーミールは資料のページをめくりながら、続けた。
em「この作者は人間と妖怪、どちらなのでしょうか？」
ゾムの中では作者は人間だと思っていた。妖怪を討伐するのは、妖怪ではなく、人間側だと思っていたからだ。
そしてそれを記録したがるのもまた、倒した、封印した、という名誉を誇示したい人間だからこそだと思っていた。
kn「いや人間ちゃうんか…？そんなん、妖怪が記して、何なるんや？ 妖怪が妖怪を封印したり、討伐するわけないやろ…？」
コネシマの言葉はゾムの思いを代弁しているようだった。だがエーミールは続けた。
em「時代を超えて、記されているこの資料…人間ならば家宝にしておいてもおかしくないくらい、価値ある物でしょう。例えば時代の権力者の家ならば、この資料があるのも頷けます」
現代、我々だの生きるこの時代は、妖怪は存在しないものとして扱われている。妖怪という存在は夢物語のもの。アニメやマンガ、ゲームに出てくるくらいだ。
em「だが、これが保管されていたのは、紛れもなく妖怪、しかもグルッペンの友人の家なのでしょう？ 妖怪を封じた、もしくは妖怪を殺した資料を、妖怪が持っていた、というのは、なんだか腑に落ちません。」
zm「確かに…確かにそうやな…」
この資料の作者が妖怪ならば、妖怪の行く末を、妖怪が記していたことになる。
zm「いやぁ、エミさんのとこに来てよかったわ！とりあえず、今から行かんといけん所がはっきりした」
em「ん？どこ行くんです？」
エーミールの問いに、コネシマがにやりと笑った。
kn「グルッペンの所や」
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舞茸(プロフ) - 作者の舞茸です。ゆっくり更新なのにも関わらず作品を読み、コメントを頂き、本当にありがとうございます！！なかなか文章表現力が足りない点が目立ちますが、子育てしつつ、頑張って楽しんで書いていこうと思いますので、今後、続編の方も宜しくお願い致します！ (2021年12月4日 1時) (
レス) @page48 id: b96c8fba01 (このIDを非表示/違反報告)
露草(よく浮気する人) - コメント失礼します。ストーリーがわかりやすかったです。そして本の謎、筆者の謎など色々な物がしっかり書かれていて読んでいて楽しかったです。とりあえず浮気してまってまs((((( (2021年10月29日 13時) (レス) @page43 id: 0e3a26b127 (このIDを非表示/違反報告)
tubin - 面白かったですよ！ (2021年10月29日 10時) (レス) id: 73a03e30c5 (このIDを非表示/違反報告)
夢杭 - オリジナルのストーリーが分かり易く、きちんと展開されていて 読み進めていてちっとも飽きませんでした。本に関係する謎、夢主と主役たちの出会い、どう描かれるのか今からとても楽しみです。とりあえず逆立ちして全裸待機していますね。 (2021年10月29日 10時) (レス) @page43 id: ad2ee16e9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：舞茸 | 作成日時：2021年8月21日 2時
