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HIROOMI side
次の日、前に入っている仕事を終わらせて
テレビ局に向かう
「おつかれさまでーす」
俺が楽屋に入ると、岩ちゃんが話しかけてきた
「ともこちゃん、リハしてましたけど
だいぶ押してたっぽいっすよ、大丈夫ですか？」
仕事柄、ともこと番組で一緒になったりすることは何度かあったけど
お互い話しかけたり、交際が疑われるようなことは避けてきた
でも、状況が状況なだけに心配になって
それとなく楽屋を覗きにいく
楽屋には飯田さんとともこしかいないようで、
ソファでともこは眠っていた
「ともこ、なんかあったんすか？」
「リハで歌ったけど、全然ダメでね
楽屋に戻ったら泣き出して、ちょっとパニックになっちゃってね」
「そうなんすか…」
「事件のあとも登坂くんのおかげで、順調に戻った感じだったのに、
また振り出しに戻っちゃったわね…」
「あの…明日のともこの予定ってどんな感じですか？」
「こんな状態だし、午前は空けようかと思って」
それを聞いて、楽屋に戻る
マネージャーに、明日の予定を確認するとグループでの雑誌の取材
無理を言って、撮影と取材の順番を後ろにしてもらった
迎えた本番
綺麗な衣装を着て、メイクをしていても
もちろんともこに元気はない
自分の出番を終えて、後ろからともこを見守る
飯田さんから聞いた通り、普段に比べて声量もなければ高音もだいぶ辛そう
マネージャーに送ってもらって帰る車内で、ふと窓の外に目をやると
昔、ともこが路上ライブをしていた駅
雑踏の中で確かに聞こえてきたその声に心を奪われたこと
楽しそうに一人で歌っていたともこの姿を思い出して
もうあの頃の姿は見れねぇかも、そう思ってしまう
普段、エゴサなんて絶対しない主義だけど
なんだか気になってともこの名前でSNSを検索してしまう
やっぱり素人目に見ても、ともこの不調は明らかなようで、ともこを心配する声がたくさん溢れていた
でも、その中にチラホラ心ないことを書く奴もいた
ともこのマンションでおろしてもらって部屋に入ると、ともこは一人ソファに座ってギターを弾いていた
「ともこ？入るよ？」
『あ、臣くん…』
「おつかれさま」
『今日の私、ボロボロだったよね…
プロ失格だ』
「そんなことねぇよ
誰だって不調な時くらいあるっしょ」
『臣くんは優しいね、ありがとう…』
力なく笑う姿に胸が痛んだ
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ぱんちゃん(プロフ) - MIKIさん» 心配してくださってたんですね(;o;)ありがとうございます！私も逆に、MIKIさんとお話ししてないなぁ元気かなぁと思ってたんです！笑 花束をきみには無事に完結しまして、臣くんの新作も始めてしまいました！笑 是非お読みください！今後とも仲良くしてください！ (2020年10月30日 12時) (
レス) id: 09c9e13b08 (このIDを非表示/違反報告)
MIKI(プロフ) - 勝手に更新ないと思い込んで、体調崩されてるかも！とか思い込んでました笑笑 思い込み病だったみたいです。ほんまにごめんなさい。元気にされてて良かったです^ ^ 私も元気もりもりです(^-^)v笑 (2020年10月30日 10時) (レス) id: 89d4e10ffe (このIDを非表示/違反報告)
MIKI(プロフ) - あーーーー！！！ごめんなさい、私が続編見れてなかっただけでしたm(_ _)m 変なやつですが、これからもよろしくお願いします笑 (2020年10月30日 10時) (レス) id: 89d4e10ffe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱんちゃん | 作成日時：2020年10月21日 20時
